マイル・ポイントの貯め方

IHGリワーズクラブポイントを徹底解説 どう貯めて、どう使う?メリットは?

世界中に展開しているホテルもホテル同士の競争が激しく、顧客の獲得争いが行われています。そして、それぞれのホテルが独自のサービス合戦をしていますが、その1つにポイントサービスがあります。
ここでは、世界中にホテルを展開しているIHG(Intercontinental Hotel Group)の展開しているポイント制度について解説、そして貯め方を紹介します。

IHGホテルの概要

IHGホテルとは

IHGホテルは、世界的に展開しているホテルチェーンでヒルトンやリッツカールトン、マリオットなどのホテルグループと同じです。
日本にも多くのホテルがあり、インターコンチネンタルグループと表記されていることが多いですが、ホリディ・インやクラウンプラザと名前が付いているところもIHGの仲間になります。ANAが関わっているANAインターコンチネンタルグループホテルもIHGの1つです。


日本国内では東京、大阪、名古屋などの各都市のほか、白馬や別府、箱根などにもリゾート型のホテルを運営しています。
世界では、主要都市と呼ばれているところには必ずと言ってよいほどあり、このサイトを見ている人も知らず知らずのうちに宿泊していたり、IHGのホテルを狙って宿泊していたりする人も多いのではないでしょうか。
ヒルトンやマリオットに比べると宿泊価格がリーズナブルで、1泊1部屋あたり10,000円から15,000円程度で宿泊することができます。2人で利用で利用すれば、一般的なビジネスホテルと変わらない価格で宿泊できるのも魅力です。

IHGリワーズクラブとは?

IHGリワーズクラブとはIHGが運営している会員プログラムです。
IHGまたは、提携しているホテルに宿泊するとポイントがたまるようになっており、貯まったポイントを利用してお得な特典に交換することができます。


入会金や年会費は無料で、IHGホテルに宿泊した際やインターネットを利用して申し込みをすることができます。申し込みをすると会員番号が送られてくる仕組みになっており、世界中のIHGで共通して使える番号になっています。

IHGリワーズにはステータスがある

IHGリワーズには、多頻度利用者向けに特別な特典を付与することができるようステータスを付与しています。
ステータスのランクは、4種類で、ステータスを得るためには特定の条件を満たさなければいけません。

【ステータスと獲得条件】

ステータス  獲得条件
クラブ 初期条件
ゴールドエリート 10,000ポイントかつ1年で10泊
プラチナエリート 40,000ポイントかつ1年で40泊
スパイアエリート 75,000ポイントかつ1年で75泊

最初に会員になったときには「クラブ」からスタートしていき、宿泊回数と獲得したポイントでランク付けされていくというルールです。

実は、このランク制度には1つ抜け道があり、IHGが行っているアンバサダーという制度を活用すれば、ゴールドエリートの資格を保有することができます。アンバサダーの資格を得るためには年間200US$の年会費が必要になります。

IHGリワーズのポイントの貯め方

基本はホテルの宿泊で貯める

IHGリワーズクラブでポイントを貯める基本は、IHGのホテルに宿泊する方法です。

日本であれば、ANAホテルやホリデイ・イン、インターコンチネンタルと名前が付いているホテルに宿泊すれば、ポイントの加算対象となります。
ポイントの加算率は、1US$あたり10ポイントになります。
日本円換算ではないので注意が必要ですが、宿泊費が10,000円のところに宿泊すれば、現在のレートで950ポイント程度貯まると考えておけばよいです。
全世界のIHGがポイントの対象となるので、宿泊するときのホテルをIHGにすれば、ゴールドエリートのランク基準を満たすことができる人は多いのではないでしょうか。

ポイント加算になる予約は、IHGのホームページ経由または直接ホテルの予約したのみです。旅行会社を通して申し込みをした場合やツアー旅行の場合は、加算対象にならないと注意書きされています。

ステータスのボーナスで貯める

IHGリワーズポイントには4段階のステータスがあることは、前述しましたが、保有しているステータスのランクによってボーナスポイントを獲得することができます。
獲得できるボーナスポイントは以下の表のとおりです。

ステータス ボーナスポイント
ゴールドエリート 10%
プラチナエリート 50%
スパイヤエリート 100%

プラチナ以上になるともらえるボーナスが非常に大きいです。
そのため、上位会員になっていればいるほどたくさんのポイントを貯めることができます。

ポイント付きの宿泊プランを使う

宿泊プランを探す時に、注意しておきたいのがポイント付きのプランがあるということです。IHGのホームページから予約していくと、通常よりも多くポイントがたまると表記されている宿泊プランがあります。
宿泊費は、ポイントの少ないプランよりも若干割高になっていることが多いですが、少ない宿泊回数でポイントを多く稼ぎたいときには、ポイント付きの宿泊プランを活用するという方法があります。

提携レストランでポイントを貯める

IHGが提携しているレストランを利用してもポイントを貯めることができます。
レストランは、IHGが運営しているホテルに入っているレストランであれば必ず対象になっていますし、それ以外にも対象になっているレストランがあります。(対象店という表記があればOK)

これらのレストランを利用すると100円の支払いにつき3ポイントを加算することができます。
10,000円の食事をすれば300ポイントが加算される計算になります。
ホテル宿泊差の際に食事をすれば、宿泊のポイントとは別にポイントを加算することができます。

結婚式で貯める

IHGのホテルでは宴会場や大部屋が用意されているので結婚式を行うことができます。もちろん、ただ結婚式をするだけでなく、ウェディングプランナーや演出なども行ってくれるので安心して任せることができます。


この結婚式の飲食代と飲み物代についてはIHGリワーズポイントの加算対象となります。
ポイントは100円で2ポイントが加算される仕組みになっており、結婚式は金額が大きくなるので、大量ポイント獲得のチャンスでもあります。

IHGビジネスリワーズを使う

IHGビジネスリワーズは、宴会や会議などでホテルを利用する際に発生する宿泊費用や飲食代でポイント貯まることです。
獲得できるポイントは、1US$あたり3ポイントで、こちらも1回あたりで使う金額が大きいので、一気にポイントを獲得できるチャンスと言えます。

このほかにも提携しているレンタカーの利用などでポイントを貯めていくことができます。後に紹介する特典に交換するポイントが少し足らないような場合には、ポイントを購入するという裏技もあります。

IHGリワーズポイントの使い方

無料宿泊をする

航空会社のマイルの使い方に似ていますが、IHGリワーズポイントは、無料宿泊に使うことができます。
利用ポイントは10,000ポイントから最大で70,000ポイントまででホテルのランクや宿泊日によって必要ポイントが変わります。また、ポイントが不足している場合には、ポイントとキャッシュ払いを併用することによって宿泊することもできます。
基本的にブラックアウトデイ(特典を使うことができない日)はなく、部屋も特典用と分けられているわけではないので、基本的に空室があれば宿泊することができます。

また、通常の無料宿泊券の使い方とは別に「Point Break」というキャンペーンがあります。
このキャンペーンの時にはホテルのランクに関係なく5,000ポイントで宿泊することができます。通常30,000ポイント必要なホテルが5,000ポイントで済むのであれば、とてもお得です。

航空会社のマイレージに交換する

IHGリワーズポイントは、航空会社のマイルに交換することもできます。
交換は10,000ポイントからで、交換することができる航空会社は以下の通りです。

アエロメヒコ・エアカナダ・エアフランス・エアベルリン・アラスカ航空・アリタリア航空・全日空・アメリカン航空・アシアナ航空・キャセイパシフィック航空・ブリティッシュエアウェイズ・中国東方航空・中国南方航空・デルタ航空・エルアルイスラエル航空・エミレーツ航空・エティハド航空・カンタス航空やユナイテッド航空など42社

基本的な換算率は10,000ポイントから2,000マイル(マレーシア航空のみ1,500マイル)になります。換算率は0.2%までそこまでよい数字とはなりませんが、42社のマイレージプログラムに移行することができるのは大きなメリットです。自分が必要なマイルの航空会社に必要なだけ移行することができます。

オンラインショッピングで商品購入

貯まったポイントの他の使い方には、ポイントでショッピングをする方法があります。
IHGリワーズクラブのオンラインカタログから好きなブランドの商品や電化製品などを選んで交換することができます。
高額な商品になればなるほど、ポイントが必要になります。

ギフトカードにする

ポイントを現金のように利用することができる方法として、ギフトカードに交換する方法があります。
ギフトカードについては、海外で使うことができるものが多く、日本人か使いやすいものの一例を以下に示します。

商品 必要ポイント数
Apple Store Gift 100US$ 38500ポイント
Amazon ギフトカード 100US$ 35800ポイント
Uber Gift Card 100US$ 35800ポイント

このほかにも海外ではメジャーなBEST BUYなどのギフトカードがあります。

ここから1つ分かることとして、100US$が38,500ポイントになっていることから1ポイントあたりの価値が0.0026US$、これを1US$=110円として考えると0.28円

つまり、IHGリワードポイントの価値は1ポイントあたり、約0.3円と考えておけばよいです。

こう考えると10,000ポイントで宿泊ができれば、実質3000円程度で宿泊することができることになり、無料宿泊で使うことが、いかに価値があるのかということが分かります。

まとめ

  • 日本でも比較的有名なホテルチェーンであるANAホテルやクラウンプラザホテル、ホリデイ・インなどは、IHGに所属をしており、宿泊をすることによってIHGリワードポイントを貯めることができる。
  • IHGリワードポイントには、ステータス制度があり、ステータスの条件を満たすとさまざまな特典を受けることができるだけでなく、獲得できるポイントもアップする。
  • IHGリワードポイントを貯めるのは基本的にホテルの宿泊で、1US$あたり3ポイント貯まる。宿泊以外にもレストランの利用や結婚式の開催などでもポイントを貯めることができる。
  • IHGリワードポイントの使い方としては、ホテルの無料宿泊や航空会社のマイル、ギフト券などと交換することができる。

 

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