陸マイラーりくの100万マイルの貯め方

ソラシドエアってどんな会社

ソラシドエアについて

ソラシドエアは、全日空（ANA）や日本航空（JAL）に次ぐ第三の勢力の航空会社の1つで、スカイマークや北海道国際航空（AIR DO）などど同じ勢力です。

宮崎県宮崎市を本社とし、宮崎と東京や鹿児島と東京など九州南部地方を中心に路線を展開しています。路線範囲は広く、南は那覇空港まで就航しており、チャーター便ながら国際線の運航実績もあります。
機材はB737-800を使い、機内は全て一般席のモノクラス編成、機体は緑をベース色に施しており、九州南部地方の各地域のキャラクターが描かれていることもあります。新規航空会社ですが、格安航空会社（LCC）ではなく、ゆったりとした座席配置、無料のドリンクサービス（主に九州南部産を使用）などレガシーキャリアと同じサービスを提供しています。
ANAとコードシェアをしていることが多く、羽田空港でも第二ターミナルを利用しています。

独自のマイレージプログラム「ソラシド　スマイルクラブ」

新規航空会社には珍しく、自社独自のマイレージプログラム「ソラシド　スマイルクラブ」を保有しています。

マイレージクラブは、ANAやJALといった日系航空会社と同じシステムを採用しており、フライト距離によってマイルが貯まるシステムを採用しています。他に提携しているクレジットカードの利用でもマイルを貯めることができます。
貯まったマイルも特典航空券に交換することができ、最低交換マイル数は4,000マイルからで、フライトの区間や出発日によって必要マイル数が変動するシステムを採用しています。（このあたりはANAマイレージバンクと同じようなシステム）
なお、基本的なルールに関しては以下の表のようになっています。

 ソラシドエアを利用してマイルを貯める

ソラシドエアを利用してマイルを貯めるシステムは、非常にシンプルで2種類しかありません。
そのため、基本ルールさえ知っておけばマイルを貯めることができます。

フライトでマイルを貯める

基本的なものですが、ソラシドエアのフライトでマイルを貯めることができます。
マイル換算をする際には路線のマイル数に航空券の種類によって異なる路線倍率をかけて計算するシステムになっており、航空運賃の高いものになればなるほど、航空券の価格は高額になります。

マイル加算に関係する運賃種別は以下の表のようになっています。

区間マイルの100％、75％、50%の三段階に分かれており、プレミアムクラスといった上位クラスはないのでボーナスマイルが加算されることはありません。
区間マイルについてはANAやJALと同じマイル数になっています。

正規運賃、正規の割引運賃関係は100％から75％に設定されています。

一方で、バーゲン運賃やツアー旅行などに適用される包括運賃は、加算率が低くなっています。
マイルを多く貯めたいのであれば、加算率の高い航空券を使うのがポイントです。

また、日系航空会社と同じようにソラシドエアのサイトにログインしないで航空券を購入したり、電話や空港カウンターで予約したりした場合には、マイルが自動加算されません。
その場合でも6カ月以内であれば、マイルの事後登録をすることができるので、加算し忘れた場合には必ず行いましよう。

日常生活でマイルを貯める

ソラシドエアカードでマイルを貯める

ソラシドエアでは、新興航空会社にしては珍しく独自のクレジットカードを保有しています。
「ソラシドエアカード」と呼ばれているクレジットカードは、年会費1,250円＋消費税の「ソラシドエアカード」と年会費10,000円＋消費税の「ソラシドエアカードゴールド」があります。

年会費は大きく異なりますが、カードを利用したときのマイル加算率は変わりがなく、どちらも100円の利用で1マイルが加算されます。
マイルが付与されるまでの流れは、ショッピングなどでソラシドエアカードを利用することにより、クレジットカードブランドである三井住友VISAカードのポイントであるワールドポイントが1,000円につき1ポイント付与されます。このワールドプレゼントポイントをマイルに移行して、1ポイントあたり10マイルになります。
一般カードとゴールドカードの違いは、ポイントの貯まり方ではなく、補償やショッピング利用の枠に大きな違いがあります。

他にも年間（1月から12月まで）の搭乗回数が20回以上かつゴールドカード保有者であれば「ソラシド　ファーストメンバーズ」となり優先搭乗、空席待ちの優先、ボーナスマイル（2,000マイル）が付与されます。

ポイントサイトでマイルを貯めるのがお得

実は、ソラシドエアのマイルの貯め方で最もお得な方法はクレジットカードを利用する方法ではなく、ポイントサイトを利用して貯めるのが賢い方法です。
ソラシドエアのマイルは、三井住友VISAカードのワールドポイントから移行することができます。つまり、ワールドポイントに移行することができるポイントサイトであれば、どれでも使うことができます。
では、どこのポイントサイトができるのでしょうか。

まず、陸マイラーご用達の有名どころでいうと
「ハピタス」「モッピー」などが当てはまります。

通販やサービスを購入するときにこれらのポイントサイトを経由して購入すると、ポイントの二重取り、三重取りが可能になります。

しかも、ソラシドエアのマイルにする時に優れているのがポイント還元率で、なんと200%になります。

例えば、ハピタスのポイントをLINEポイント経由でANAマイルへ交換した場合、最大でも交換率は81％、JALマイルの場合には、キャンペーンを利用して最大80％程度なので、200%という交換率は驚異の数字です。
ポイント交換の手順も非常に簡単で、ポイント交換サイトのPEXに交換することができるポイントサイトであれば、どこでも貯めることができます。
例えば、ハピタスやモッピー、げん玉で貯めたポイントの場合、そのままPEXに100%の交換レートで移行することができます。

ハピタスの10,000ポイントをPEXに移行すると100,000ポイント、さらにこれをワールドプレゼントポイントに移行すると2,000ポイント、このポイントをソラシドエアのマイルに交換すると20,000マイルと驚異の200%ルートの完成です。

ソラシドカードを保有していれば、自動的にこのルートを作ることができる意味からも重要なカードになります。（ソラシドカードがない場合には三井住友VISAカードを保有して、ワールドプレゼント移行ができるルートを作る必要がある。）
同じ交換レートをGポイントでも行うことができます。Gポイントの場合には、Gポイントから直接ワールドプレゼントポイントに交換するだけです。
このため、PEX、またはGポイントに交換することができるポイントサイトであれば、全てソラシドエアにマイルを貯めることができると考えておけばよいです。

他の航空会社にマイルを貯める

ANAマイレージバンクにマイルを貯める

ソラシドエアを利用した時のマイルを貯める方法は、「ソラシド　スマイルクラブ」にマイルを貯めるだけが全てではありません。ANAマイレージバンクにマイルを貯める方法もあります。

これは、ソラシドエアの便がANAとコードシェアを行っていることが多いためで、運航会社がソラシドエアであっても、航空券をANA便名で発券していれば、ANAマイレージバンクに加算することができます。

ソラシドエアの便名で発券していては、ANAマイレージバンクに加算することはできません。
ANAマイレージバンクに加算する基準は、ANAマイレージバンクの加算基準に従っており、航空券の種類もANAの発券基準になっています。

デルタ航空のスカイマイルにマイルを貯める

もう１つマイルを貯めることができる航空会社として覚えておきたいのが、デルタ航空のスカイマイルです。

陸マイラーの間ではよく知られている「ニッポン500マイルキャンペーン」を行っている航空会社で、日本の国内線に1回搭乗するたびに500マイルが付与されます。年間10回までという制限はあるもののソラシド　スマイルクラブやANAマイレージバンクにマイルを加算した後、さらにスカイマイルももらえるという二重取りができます。
スカイマイルは、マイルの有効期限が加算や減算があれば、そこからさらに伸びるシステムを採用しているので、貯めていくのにはとても使いやすいマイレージバンクです。

まとめ

• ソラシドエアでは、独自のマイレージバンクがあり、独自にマイルを貯めることができる。
• フライトマイルは距離と航空券の種別によって決まり、フライトごとに貯めることができる。ソラシドエアが提携しているクレジットカードを発行すれば日常のショッピングでも100円で１マイルを貯めることができる。
• ソラシドエアのマイルを貯めるのには、ポイントサイトが有効で交換率が200％という、驚異の数字になる。ハピタスやモッピーを利用している人は、ソラシドエアのマイルを貯めて使うのもよい方法である。