マイル・ポイントの貯め方

アメリカン航空のAAdvantageはどう貯める。上手な貯め方を紹介します。

アメリカン航空のマイレージプログラムを紹介

アメリカン航空のマイレージプログラム「AAdvantage」

アメリカを代表する航空会社がアメリカン航空です。


全米にネットワークを持ち、アメリカだけでなくアジアやヨーロッパ、南米などさまざまな国と結んでいます。
アメリカ国内では、テキサス州のダラス・フォートワース空港やフロリダ州のマイアミ空港をハブ空港としており、日本へも羽田空港と成田空港に就航しています。
巨大な航空会社らしく、マイレージプログラムがあり、名前を「AAdvantage」と言います。
航空連合はワンワールドメンバーに所属しており、日本の日本航空(JAL)と提携関係にあります。
マイレージクラブの特徴としては、マイルの有効期限が最終利用から18カ月に設定されており、その間にマイルの増減があれば、有効期限が延長されるので実質、マイルを無期限に貯めることができます。

AAdvantageに加算できる航空会社

AAdvantageにマイルを加算することができる航空会社は多く、アメリカン航空とそのグループ航空会社(アメリカン・イーグル)への搭乗で加算することができます。


他にもワンワールド加盟航空会社(日本航空やキャセイパシフィック航空、ブリティッシュエアウェイズなど)、提携航空会社(エティハド航空やハワイアン航空など)の利用でマイルを貯めることができます。

AAdvantageと提携しているグループ利用で加算

AAdvantageに加算することができるマイルは、フライトによるマイルだけではありません。
例えば、提携ホテルへの宿泊でボーナスマイルをもらうことができ、スターウッドホテル、ハイアットグループ、インターコンチネンタルグループのホテルへの宿泊でボーナスマイルが加算されます。
他にもレンタカーの利用(Hertzなど)でマイルを貯めることができます。
日本の航空会社と同じようにアメリカン航空の提携しているクレジットカードを発行し、利用することでもマイルの加算は可能です。

アメリカン航空のマイルを貯める

クレジットカードの利用でマイルを貯める

アメリカン航空のマイルを貯めるときに一番簡単な方法が、提携しているクレジットカードを利用してマイルを貯める方法です。
実は、アメリカン航空のAAdvantageと提携をしている日本の会社は少なく、手軽に発行することができるクレジットカードとなると「りそな/AAdvantage VISAカード」しかありません。


このカードには、クラシックカードとワイドカードがあり、以下のような特徴があります。

名称 年会費 マイル加算
クラシックカード 5,000円 200円で1マイル
ワイドカード 8,000円 100円で1マイル

年会費はそれなりにかかりますが、マイルの貯まり方から考えるとワイドカードがおすすめになります。
ワイドカードであれば、ANAカードやJALカードと同じように100円で1マイル加算することができます。
ただし、特約店のようなものがないので、これ以上にマイル還元率を高めようとすると難しいところです。

一番のおすすめはSPGカード

アメリカン航空のマイルを貯めるのにもっとベストなカードが「SPGカード(スターウッド・プリファード・ゲスト・アメリカンエキスプレスカード)」です。


このカードは、飛行機に乗らずにマイルを貯めていく陸マイラーの間では、マイル還元率の高さで有名なカードです。
実は、アメリカン航空のマイルであるAAdvantageを貯めるにもこのカードがとても便利です。
SPGカードを利用すると100円で3ポイント加算されます。
この3ポイントを1マイルに交換することができます。
一番の魅力は、ポイントを移行する際、移行先となる航空会社のマイレージプログラムは、40社から選択をすることができ、その1つにAAdvantageが含まれています。
40社の中には日本のANAやJALも含まれているので、必要な時に自分の使いたいマイレージバクにポイントを送ることができるというのが大きなメリットです。
また、ポイントの還元率も優れており、通常のポイント移行では100円で1マイルとなってしまいますが、60,000ポイントをまとめて、交換すると5,000マイルが上乗せされて、25,000マイルになります。
100円当たりのマイル還元率は1.25マイルとなるので、「りそな/AAdvantage VISAカード」を利用するよりもマイルが貯まりやすくなります。
また、カードを保有しているだけで、スターウッドグループホテルのゴールドエリート資格が与えられます。
無料のアップグレードやレイトチェックアウト、他にも年に1回の無料宿泊特典など、年会費31,000円は必要になるものの、その元を十分に取ることができるような特典が用意されています。
アメリカン航空を頻繁に利用する人であれば、海外のホテルを利用する機会も多い人ではないでしょうか。
こうした人であれば、SGPカードを保有しておくのはマイルを貯める面でも、ホテルを利用する面でもメリットがあります。

フライトでマイルを貯める

アメリカン航空のフライトは距離ではなく航空券価格で決まるアメリカン航空のフライトマイルは、ANAやJALとは異なり、フライト距離によってマイルが決まるのではなく航空券の価格でマイルが決まるようになっています。
AAdvantage会員の場合、1ドルにつき5マイルの付与となり、150US$の航空券であれば750マイルが加算される仕組みです。
また、アメリカン航空の搭乗回数に応じて付与されるステータスでも獲得できるマイル数が変わります。

  • AAdvantage  5マイル/1ドル
  • Gold会員 7マイル/1ドル
  • Platinum会員 8マイル/1ドル
  • Platinum Pro会員 9マイル/1ドル
  • Executine Platinum 11マイル/1ドル

上記のような振り分けになっており、最大75,000マイルまで獲得することができます。

日本航空(JAL)の利用でマイルを貯める

アメリカン航空と日本航空(JAL)は提携関係にあり、JALの航空券でもAAdvantageにマイルを加算することができます。

加算することができるマイル数は、距離と航空券の種別によって変わります。

【JAL国際線航空券加算率】

利用クラス 航空券ブッキングクラス 加算率
ファーストクラス F、A 150%
ビジネスクラス J、C、D、X 125%
ビジネスクラス I 70%
プレミアムエコノミークラス W、E 100%
エコノミークラス Y、B 100%
エコノミークラス H、K、M 70%
エコノミークラス L、V、S、G、O、R 50%
エコノミークラス N、Q 30%

【JAL国内線航空券加算率】

利用クラス 航空券ブッキングクラス 加算率
ファーストクラス F 150%
ファーストクラス E 125%
クラスJ J 110%
クラスJ I 85%
一般席 Y 100%
一般席 A 75%

JAL国際線を利用するときには、多くの種別の航空券でマイルを貯めることができますが、国内線を利用すると割引航空券では、マイル加算の対象にはなりません。
そのため、アメリカン航空のマイルを貯めるのであれば、JAL国際線利用者のほうが恩恵が大きくなります。

ワンワールドまたは提携航空会社でマイルを貯める

アメリカン航空は、世界的に広いネットワークを持つワンワールドアライアンスメンバーに加盟しています。
したがって、ワンワールドメンバーの加盟航空会社を利用してもフライトマイルを貯めることができます。
加算率は航空会社と利用クラス、航空券の種別によって変わります。

どれだけのマイルが加算されるのか、利用航空会社ごとに確認するようにしましょう。
https://www.americanairlines.jp/i18n/aadvantage-program/miles/partners/partner-airlines.jsp

また、ワンワールドアライアンスメンバーだけでなく、アメリカン航空が独自に提携をしている航空会社を利用してもマイルを貯めることができます。
加算対象の航空会社は、以下の通りです。

エア タヒチ ヌイ、アラスカ航空/ホライゾン航空
ケープエアー、中国南方航空、エティハド航空、フィジー・エアウェイズ
ガルフ航空、ハワイアン航空、Interjet、シーボーン航空、ウェストジェット

提携航空会社を利用した時の獲得マイルも利用クラスや航空券の種別によって異なります。


異なるアライアンスに所属している航空会社(中国南方航空・・・スカイチーム)でもマイルを貯めることができます。
同一路線で、AAdvantageにマイルを加算することができる航空会社があれば積極的に利用していきましょう。

Mileage Multiplierでマイルを増やす

アメリカン航空のマイレージプログラムのAAdvantageには、面白いルールがあり、それが「Mileage Multiplier」です。
アメリカン航空のフライトを予約するときに、Mileage Multiplierを選択して予約します。
あとは、航空券の支払いをして、当日フライトをすれば、フライトで獲得することができるマイルを増やすことができます。
Mileage Multiplierを行うのにいくらかかるのかは、航空券の種別や時期、さらにマイレージバンクのステータスによって異なりますが、1回のフライトでたくさんのマイルを稼ぎたいときにはおすすめの方法です。
なお、Mileage Multiplierは、航空券を一旦発券してしまったり、オンラインチェックインをしてしまったりした後でもフライトの45分前までであれば変更することが可能です。
フライトの45分前までにアメリカン航空のホームページにアクセスして、Mileage Multiplierを選択し、追加料金を払うとすぐに反映されます。

フライト以外でマイルを貯める

レンタカーを利用してボーナスマイル

AAdvantageでは、提携しているレンタカー会社の利用でボーナスマイルを獲得することができます。

ボーナスマイルを獲得することができるのは、以下のレンタカー会社を利用したケースです。

  • エイビスレンタカー
  • バジェットレンタカー
  • Payless
  • アラモレンタカー
  • ナショナルレンタカー
  • ダラーレンタカー
  • ハーツ
  • スリフティカーレンタル
  • カーメル/カー&リムジンサービス
  • ヨーロッパカー
  • SIXTカーレンタル
  • グラウンドリンク
  • スーパーシャトル

日本のレンタカー会社は含まれていませんが、これらのレンタカー会社を利用すると1回の利用につき最低500マイルが加算されます。

この基本マイルに、さらにレンタカー会社ごとにマイルが加算されます。
加算されるマイル数の基準は以下のサイトに掲載されています。

https://www.americanairlines.jp/i18n/aadvantage-program/miles/partners/cars.jsp

加算されるマイル数は、AAdvantageの会員ステータスによっても変わります。

【ステータス別獲得マイル数】

500マイル – AAdvantage会員
750 マイル – AAdvantageカード会員、AAdvantage Aviator MasterCardカード会員
1,000マイル – Platinum Pro、PlatinumおよびGold会員
1,250マイル – Executive Platinum会員様

ホテルを利用してマイルを貯める

AAdvantageでは、AAdvantageと提携しているホテルを利用してもマイルを貯めることができます

マイルを貯めることができるホテルは以下の通りです。

  • expanded
  • ベスト・ウェスタン・ホテルズ&リゾーツ
  • チョイスホテルズインターナショナル
  • フィエスタ アメリカーナ ホテルズ&リゾーツ
  • ランガムホスピタリティグループ
  • メリア ホテルズ インターナショナル
  • ミレニアム・ホテルズ&リゾーツ
  • オークラ・ニッコー・ホテルズ&リゾーツ
  • ポインツハウンド
  • シャングリ・ラ ホテルズ アンド リゾーツ
  • ウィンダム・ホテルズ&リゾーツ
  • ワールドホテルズ

日本の会社のホテルはあまり含まれていませんが、世界的なチェーン店ホテルが多く、これらを利用するたびにマイルを加算することができます。
加算されるマイル数は、ホテルによって異なり1回の宿泊につき500マイル程度から250マイル程度まで様々です。
連泊をすると泊った分だけ、マイルが上乗せされていくホテルもあります。
日本にも支店を持っているホテルがいくつかあるので、日本国内での宿泊でもマイルを貯めることができますし、海外出張が多い人であれば、積極的に提携ホテルを狙うとたくさんのマイルを稼ぐことができます。
宿泊費の支払いをカードで行えば、ボーナスマイルとは別にマイルを貯めることができます。

まとめ

  • アメリカン航空のマイルを貯めたい場合には、SPGカードがマイル還元率が良く、おすすめのクレジットカードになる。
  • アメリカン航空や提携航空会社、ワンワールドメンバーの航空会社を利用してマイルを貯めることができるが、アメリカン航空は航空券の価格によって獲得マイルが変わり、他の航空会社も航空券種別や利用クラスによって獲得マイルが変わる。
  • 日本航空とも提携しており、国際線、国内線の利用でマイルを貯めることができるが、航空券の種類によっては加算対象外がある。

 

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