JALマイルの有効期限は3年間
JALでマイルを貯めている人にとって気になるものに有効期限があります。
JALマイレージバンクに加算されたマイルは、加算から36カ月後の月末までが有効期限になります。
そのため、マイルを無駄なく使うためには、有効期限までにマイルを使う必要があります。
しかし、世界一周を狙う場合やファーストクラスで旅行をしたいという時には数万マイルを貯める必要があるので3年間では貯めきることができないケースもあります。
そこで裏技的に使うことができるのがマイルの有効期限を延長する方法です。
意外と厳しいJALマイルの有効期限延長
ANAマイルとJALマイルを比較したときに大きな違いになるのが、それぞれの航空会社のクレジットカードを利用したときに、ポイントを移行するタイプのANAに対して、JALは直接マイレージバンクの口座に加算されます。
つまり、一時的に保留することができるポイントの口座がありません。
そのため、一時的に保留するカード会社のポイントの有効期限とマイルの有効期限という合わせ技を使えないのがJALマイルの厳しいところです。
ANAではマイルを一旦、メトロポイントにして、また戻すという裏技もできますが、JALにはこんなルートもありません。
唯一といってもよいSPGアメックスルート
ポイントを移行することができ、無期限にJALマイルを貯めることができるカードとなると唯一といってもよいのが「SPGアメックス(スターウッド・プリファードゲスト・アメリカン・エキスプレスカード)」になります。
このカードは、JALの発行しているクレジットカードではなく、世界的なホテルチェーンのマリオットグループが発行しているクレジットカードです。
「陸マイラー」と呼ばれている人の多くが利用しているカードで、メインカードとして使っている人も多くいます。
このカードが愛用されている理由として、
- マイル還元率が1.25%と通常のJALカードよりもよい。
- ポイントの有効期限が無期限。
この2つに尽きます。特にポイントを無期限に貯めることができるというのは大きく、クレジットカードのポイントを貯めておき、必要なときにJALマイルに移行するという方法を取れば、実質無期限でマイルを貯めていくことができます。
SPGアメックスのポイントは、JALマイルだけでなくANAマイルやその他20以上の航空会社のマイルに交換することができるので、複数の航空会社のマイレージバンク口座を持っている人にも使いやすいカードです。
JALの上級会員になる
JALマイルの有効期限を延長する方法として、JALの上級会員になる方法があります。
JALでは、マイルのほかに独自のポイント制度として「FLY ON POINT」という制度を設けており、年間の搭乗実績に応じてステータスを付与するようにしています。
このステータスの中でも最上級に位置しているのが「JMBダイヤモンド会員」で、年間100,000FOP以上獲得すると入会できます。
このダイヤモンド会員になるとマイルの有効期限がなくなります。
ただし、この条件を達成するためには東京-大阪間の割引運賃で換算すると1年間に160回以上搭乗しなければいけません。
もう1つ、年間50,000FOPを超えるとJGC(JALグローバルクラブ)に入会することができますが、これに入会したうえで、年間80,000FOPを超えてもJGCプレミアのステータスがもらえ、このステータスでもJALマイルの有効期限が無くなります。
JGC Five Starになる
ANAと同じようにJALでも生涯フライトマイル数が100万マイルを達成するとJGC Five Starとなり、この特典でマイルの有効期限が無くなります。
条件を満たせば一部のカード保有で無期限に
JALマイルの有効期限を延ばす方法で、3つのカードがマイルの有効期限を3年以上にすることができます。
ただし、全員が入会できるものではなく、特定の条件を満たす必要があります。
「JALカードnavi」は学生専用のJALカードでマイルの有効期限が無期限になります。
また、20代限定で持つことができる「JAL CLUB EST」、55歳以上が持つことができる「JMB G.G WAON」はマイルの有効期限が60か月に延長されます。
まとめ
- JALカードでマイルの有効期限を延ばすのは簡単ではなく、マイルになってしまうと有効期限は延ばしにくい。
- SPGアメックスはアメックスポイントの期限が無期限なのでマイルに交換する手前で止めておけば無期限にマイルを貯めることができる。
- JALの上級会員になるか特定の条件を満たすと発行できるカードを持てばJALマイルの期限延長ができる。
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