陸マイラーりくの100万マイルの貯め方

シャングリ・ラ　ホテルグループについて

世界に名を轟かすラグジュアリーホテル

シャングリ・ラ　ホテルズ＆リゾートは、世界的に展開しているホテルグループの1つであり、ラグジュアリーなサービスを受けることができるホテルとして利用者から高い支持を得ています。
アジアや北米を中心に90以上のホテルを持ち、総客室数は4万を超える巨大グループです。
シャングリ・ラ　ホテルは、日本国内に１つしかなく、東京駅からほど近いところにシャングリ・ラ　ホテル東京があります。
最上級のホテルライフを提供することがホテル運営のコンセプトにあり、設備が充実しているだけでなく、サービス面も洗練されています。世界中の著名人やVIP関係者からも愛用されていることからもそのサービス面の質の高さを感じることができます。

ゴールデンサークルという会員制度

世界的に有名なホテルだけに会員制度も整っています。
シャングリ・ラ　ホテルズ＆リゾートでは、ゴールデンサークルという会員制度を作り、利用回数や利用金額に応じて魅力ある特典サービスを提供しています。
ゴールデンサークルでは、「ゴールデンサークル・アワード・ポイント」という制度を設けており、利用実績や会員ランクに応じてポイントを貯めることができます。

ステータスマッチが魅力

シャングリ・ラ　ホテルグループの会員制度であるゴールデンサークル・アワード・ポイントの魅力としてステータスマッチがあります。
ステータスマッチとは、クレジットカードやホテルの会員において一定のランクを持っている人に対し、他のクレジットカード会社やホテル、航空会社がそのランクに準じたステータスを付与する制度で、１つの基準を満たすと2つのステータスを手に入れることができる便利なものです。

ゴールデンサークル・アワード・ポイントのステータスマッチでいえば、アメリカンエキスプレス・プレミアカード（プラチナカードも）を保有すると、ゴールデンサークルのジェイド会員の資格を獲得できます。プラチナのカードは、オリジナルのものでもほかの会社と提携しているカードでもよく、プラチナカードさえ、保有することができれば、シャングリ・ラ　ホテルの上級会員の仲間入りが可能です。ジェイド会員になるとポイントの貯まり方も変わってくるので、ぜひ持ちたい一枚ですが、年会費が約13万円以上という高額であることと、だれでも申し込みをすることができるというわけではなく、カード会社からのインビテーション（招待状）がなければ申し込みをすることができません。

逆にホテルランクを持っていると受けることができるステータスマッチもあり、シャングリ・ラ　ホテルがシンガポールと関係性があるため、シンガポール航空のクリスフライヤーのステータスを得ることができます。ステータスマッチすることができるのは、ゴールデンサークルの中でも、ゴールデンサークル・ジェイドまたはゴールデンサークル・ダイヤモンドのメンバーで、シンガポール航空のマイレージプログラムであるクリスフライヤーのエリートシルバーの資格を得ることができます。これは、スターアライアンスグループのシルバーランクに位置しており、飛行機に乗らなくも航空会社のステータスを得ることができます。ここからさらに25,000マイル獲得すればエリートゴールド（スターアライアンスゴールド）の資格を保有することも可能な、マイラーにとっては魅力的なプログラムになっています。

ゴールデンサークル・アワード・ポイントの貯め方

基本はホテル宿泊で貯める

ゴールデンサークル・アワード・ポイントを貯める基本的な方法は、ホテルでの宿泊で貯めます。
貯まるポイント数は、利用金額によって決まっており、ゴールド会員の場合は１US$=1ポイントになります。
部屋にもよりますが、シャングリラホテル東京だと1室50,000円から60,000円程度が相場の価格になります。すると1回の宿泊で500ポイント前後貯めることができる計算になります。

宿泊で貯めることができるポイントは、会員のランクによっても変わってきます。1ランク上のジェイド会員になれば付与されるポイントが1.25倍になりますし、さらに上のダイヤモンド会員になれば獲得ポイントは1.5倍になります。ダイヤモンド会員となるとなるのは難しいですが、アメックスのプラチナを獲得することができれば、前述のステータスマッチを使ってジェイド会員にはなることができます。
シャングリ・ラと名前がついているホテルのほかに「トレーダース　ホテル」「ケリーホテル」「ホテルジェン」の３つのグループホテルにおける宿泊でも同様にポイントを貯めることができます。

宿泊以外でのポイント獲得方法

ゴールデンサークル・アワード・ポイントを獲得する方法は、宿泊以外の一部でも加算することができます。
まず、ホテルでの飲食、ホテル内のレストランを利用するたびに利用金額に応じで１US$＝１ポイントを獲得することができます。ほかにはホテル内でのスパを利用しても貯めることが可能です。加算率は、１US$=１ポイントになります。

クレジットカードは中国のみ

ホテルポイントの貯め方で定番のやり方で、ホテルと提携しているクレジットカードを利用してポイントを貯めるのがあります。シャングリ・ラ　ホテルグループの提携クレジットカードもありますが、日本では発行されていません。ホテル数の多い中国で発行されていますが、日本人が手に入れるのはハードルが高いです。

ポイントを購入する

ゴールデンサークル・アワード・ポイントは購入することもできます。
シャングリ・ラの公式ホームページから購入することができ、価格は100ポイントあたり13US$になります。１US$を110円とすると日本円で1ポイントあたり14.3円となります。
購入するレートを知っておけば、後にポイントを使うところで、価値があるのかどうかの参考になります。

ゴールデンサークル・アワード・ポイントを使う

無料宿泊特典として利用する

ゴールデンサークル・アワード・ポイントの使い方で一番の定番が無料宿泊券として利用する方法です。一定ポイントが貯まっていれば、無料宿泊として使うことができます。
無料宿泊に必要なポイントは、ホテルのランクによって分けられており、ホテルのランクは「コレクションA」から「コレクションG」まであります。

最も低い「コレクションA」のスタンダードルームであれば1,000ポイントから宿泊可能です。
「コレクションA」のホテルは日本にはありませんが、世界にはいくつかあり、おおむねルームの値段が1万円を少し切るぐらいのランクと考えておけばよいです。
日本の場合、シャングリ・ラ　ホテル東京しかないので、このホテルで必要なポイント数を算出すると、シャングリ・ラ　ホテル東京はランクFなので、必要ポイントは以下のようになります。

スタンダードルーム　　9,500ポイント
クラブルーム　　　　　14,0000ポイント
エグゼクティブスウィート　　20,000ポイント

このことから、ポイントを使うときのポイント価値は概ね6円から8円程度になると考えておけばよいです。

部屋をアップグレードする

公式サイトで宿泊予約した部屋のアップグレードにもポイントを利用することができます。
利用できるポイントは、ホテルによって違い、シャングリ・ラ　ホテル東京の場合には、最低5,000ポイントでスタンダードルームからクラブルームにアップグレードできます。

レストランやスパで利用する

シャングリ・ラ　ホテル内にあるレストランやスパで使うことができるバウチャーにもポイントを交換することができます。交換可能なポイントは500ポイントからで50US$相当のバウチャーにすることができます。これは1US$を110円と仮定すると1ポイントあたり11円の価値になり、無料の宿泊特典と交換するよりも高単価になります。

航空会社のマイルにする

シャングリ・ラ　ホテルのポイントは、ANAやJALのマイルにもすることができます。マイルへの交換は2,500ポイント以上からで、500ポイント単位で1ポイントを1マイルにすることができます。マイルに交換するのがお得かというと決してそうではなく、1マイルの価値は最大でも2円から3円程度と言われていますので、ホテルに宿泊する予定がない、少ないポイントで、魅力ある商品と交換することができないという条件以外ではおすすめできません。

まとめ

• シャングリ・ラ　ホテルグループでは、ゴールデンサークル・アワード・ポイントというものがあり、宿泊やホテルのレストラン利用、1US$あたり1ポイントを貯めることができる。
• 貯めたポイントは無料の宿泊やバウチャーに交換することができ、ANAやJALマイルにも交換することが可能である。
• ステータスマッチが魅力的で、ゴールデンサークル・アワード・ポイントの上級会員になればシンガポール航空のシルバーステータス（スターアライアンスシルバー）の資格を有することができる。