マイルの使い方

エミレーツ航空のマイルはどう貯める?使い方は?世界最高峰の航空会社のマイレージプログラムを解説

サッカーなどのスポーツイベントでよく見かける「Emirates」の文字。
中東のドバイを拠点として、世界中にネットワークを展開している航空会社がエミレーツ航空です。A380を世界最多数保有し、B777、A330といった大型機を多数運航していることからも輸送人数や運航本数が非常に多い航空会社であることが分かります。ファーストクラスにはシャワールームを設置、世界一豪華なラウンジと言われているドバイ空港のラウンジなどサービス面でも世界トップクラスの航空会社です。日本では、成田空港・羽田空港・関西国際空港に就航しています。

エミレーツ航空のマイレージプログラム

プログラムの名は「スカイワーズ」

エミレーツが独自に運用しているマイレージプログラムがスカイワーズです。基本的には他の航空会社と同じマイレージプログラムのルールで、フライトの距離や航空券のステータスによって獲得することができるマイルが決まります。


マイルの有効期限は、「3年後の誕生日の月末」となっているのでマイルを貯めるときには注意しましょう。

ステータスを決める「ティアマイル」

エミレーツのマイレージプログラムで気を付けなければいけないのが、スカイワーズのマイルのほかにティアマイルという数字があります。これは特典航空券などと交換するものとは別のもので会員のステータスを決めるものになります。ANAマイレージクラブでいう、マイルとプラチナポイントの関係と考えれば一番早いです。エミレーツの飛行機に乗ってマイルを積算すると両方のポイントを貯めることができますが、加算の基準が異なるので注意しましょう。ティア会員のステータスが上がれば、その分マイルを獲得しやすくなりますが、その内容については後に詳細を記述します。

アライアンスに加盟していない

ANAであればスターアライアンス、JALであればワンワールドと世界的な航空連合に加盟をしていますが、エミレーツ航空は巨大な航空会社にも関わらずどのアライアンスにも加盟をしていない少し変わった存在です。そのため、同じ航空連合に加盟している航空会社を利用してマイルを貯めるという方法はとることができません。

提携航空会社は豊富にある

アライアンスには加盟をしていませんが、スカイワーズが独自に提携をしているマイレージプログラムがいくつかあります。身近なところで言えば日本航空(JAL)で、加算対象の航空券であれば、日本航空を利用してエミレーツのスカイワーズにマイル加算をすることができます。


スカイワーズが提携している航空会社は以下の通りです。

フライドドバイ・日本航空大韓航空・ジェットスター・カンタス航空
マレーシア航空・南アフリカ航空・モーリシャス航空・S7航空・TAPポルトガル航空
イージージェット・ゴル航空・ジェットブルー・アラスカ航空

上記の航空会社が含まれています。アライアンスに関係なく提携していますが、日本航空が含まれているのは日本人にとって大きなメリットになります。また、大韓航空やマレーシア航空など日本に多くの路線を持っている航空会社も含まれています。

スカイワーズを貯める(基本編)

飛行機に乗って貯める

スカイワーズの一番基本的なマイルの貯め方は、エミレーツ航空のフライトを利用してマイルを貯める方法です。実際には会員制度によるステータスで獲得するアイルは変動しますが、ここでは、基本の獲得マイル数を紹介します。
スカイワーズでは、利用する飛行機の座席クラスと運賃の種類によって獲得することができるマイル数が細かく分けられており、東京(羽田・成田)とドバイの間を往復すると以下の表のように獲得マイル数が分かれます。


【東京―ドバイ片道 獲得マイル数】

利用クラス運賃種別獲得マイル
エコノミーSpecial675マイル
エコノミーSaver1,350マイル
エコノミーFlex3,375マイル
エコノミーFlex Plus4,500マイル
ビジネスクラスSpecial4,500マイル
ビジネスクラスSaver5,625マイル
ビジネスクラスFlex7,875マイル
ビジネスクラスFlex Plus8,550マイル
ファーストクラスFlex11,250マイル
ファーストクラスFlex Plus11,250マイル

上級クラスになればなるほど獲得マイル数が大きくなっています。会員ステータスを決めるティアマイルについても日本路線の場合には、獲得したマイルと同数のティアマイルを獲得することができます。
エミレーツ航空では、マイルの計算サイトを提供しているので、他の都市間や経由便を利用する場合には、このサイトを利用すると簡単に計算することができます。

エミレーツ・マイル・カリキュレーター

なお、エミレーツ航空の傘下にある航空会社で「フライドドバイ」を利用する場合には、同じ計算サイトを使って獲得マイル数を計算することができます。

提携航空会社を利用してマイルを貯める

スカイワーズと提携している航空会社を利用してもマイルを貯めることができます。


日本人にとって一番身近な日本航空を例にすると以下の表のようにマイルを貯めることができます。

JALをエミレーツに貯めるときには区間マイルに航空券ごとの加算割合をかけた数字が加算されます。

【JAL搭乗時のスカイワーズ加算率 国際線】

利用クラス航空券種別加算率
エコノミークラスQ、N30%
エコノミークラスH、K、M、L、V、S、O、G、R50%
エコノミークラスY、B、W、E100%
ビジネスクラスI70%
ビジネスクラスJ、C、D、X125%
ファーストクラスF、A150%

【JAL搭乗時のスカイワーズ加算率 国際線】

利用クラス加算率
一般席75%~100%
クラスJ85%~100%
ファーストクラス125%~150%

こちらも利用クラスと航空券の種別によって獲得することができるマイル数に違いがあります。加算不可能な対象航空券が多くあるので、利用するときに注意しましょう。特に日本からドバイに行く際のエミレーツ航空をコードシェアしているJAL便名で予約するときには制約が多いので、このときにはエミレーツ航空で発券するのがよいです。

ティア制度を利用してマイル獲得をアップする

スカイワーズでは、フライトによるマイル数のほかに「ティアマイル」制度を設けており、利用実績に応じて会員ステータスが付与され、さまざまな特典を受けることができます。この特典の中に獲得マイルをアップさせる特典も含まれています。

会員ランクステータス獲得条件マイルに関する特典
スカイワーズ・ブルーなし(初期ステータス)なし
スカイワーズ・シルバー25,000ティアマイルの獲得または、25回以上のフライトエミレーツのフライトで25%のボーナスマイル
スカイワーズ・ゴールド50,000ティアマイルの獲得または、50回以上のフライトエミレーツまたはフライドバイのフライトで50%のボーナスマイル
スカイワーズ・プラチナ150,000ティアマイルの獲得エミレーツまたはフライドバイのフライトで75%のボーナスマイル

上記の表のようにステータスによるボーナスマイルを獲得することができます。ティアマイルは14か月しか有効期限がないため、ステータスを獲得するためには14か月以内に貯め、継続するには、常に毎月条件を満たし続ける必要があるため、敷居は高い会員制度ですが獲得することができるマイルを大幅にアップすることができます。

スカイワーズの貯め方(応用編)

クレジットカードを利用してマイルを貯める「SPGアメックス」

マイルを貯める定番の方法であるクレジットカードを利用するやり方ですが、エミレーツ航空が独自に発行しているクレジットカード「Emirates Skywards Credit Card」があります。

しかし、このカードは、UAEで発行をしなければいけませんし、カードの決済もUAEの通貨単位で行われてしまうため、日本人には使いやすいカードとは言えません。
そこで、日本人にとって便利なカードが「陸マイラー」ご用達のカードである「SPGアメックス(スターウッド・プリファードゲスト・アメリカンエキスプレス)」です。アメリカンエキスプレスとSPGホテルグループが発行しているカードで、100円の利用で、マリオットのポイントであるマリオット・ボンヴォイ・ポイントを貯めることができます。貯まったポイントは基本、3ポイントを1マイルの換算で、40社以上のマイレージプログラムに移行することができるのですが、この中にエミレーツ航空のスカイワーズも含まれています。つまり100円で1マイルをスカイワーズに加算することができます。
さらにSPGアメックスの大きな特徴である60,000ポイント以上の移行で5,000マイルのボーナスも獲得することが可能です。60,000ポイントを移行すると25,000マイル加算することができるので、マイル還元率が常に1.25%でスカイワーズを貯めることができる便利なカードです。

クレジットカードを利用してマイルを貯める「アメックス・プロパーカード」

SPGアメックス以外にもスカイワーズを貯めることができるクレジットカードがあります。それが、アメックス・プロパーカードのゴールドです。アメックスのポイントも航空各社のマイレージプログラムに移行することができますが、その中にエミレーツ航空のスカイワーズも含まれています。
換算率は1,250ポイントが1,000マイルとなり、100円のカード利用につき1ポイントのポイントを貯めることができることからマイル還元率は0.8%となります。SPGアメックスの1.25%と比べると大きく下がってしまうため、積極的なメリットがあるとは言いにくいですが、アメックスをメインにしたいという人にはお薦めです。また、アメックスゴールドでは、頻繁にキャンペーンを行っており、入会するだけで多くのポイントを獲得できたり、年会費が無料になったりするキャンペーンがあります。こうしたキャンペーンを狙ってポイントを獲得したという人にはお薦めです。

ポイントサイトルートは消滅

ANAマイルやJALマイルはポイントサイトからポイントを移行してマイルに交換することができます。エミレーツ航空もかつてはちょびリッチやGポイントなどのポイントをスカイワーズに移行することができました。(今でも古いウェブサイトでは移行可能であると表記されています。)しかし、現在は、ポイントサイトからの交換ルートが閉鎖されているので使うことができないと知っておきましょう。

提携ホテルを利用してマイルを獲得

スカイワーズは、いくつかのホテルや予約サイトと提携関係にあり、これらを利用することによってもマイルを加算することができます。マイルの加算率は、ホテルによって異なるので、条件をよく読んで予約しましょう。

ホテル・予約サイト名マイル獲得数・条件
Booking.com1ユーロの支払いにつき、1マイル獲得
ロケットマイルズ宿泊1泊につき最大で10,000マイル獲得可能(ホテルランクや宿泊代金によって異なる)

他には、ハイアットグループやインターコンチネンタルグループなど世界的に有名なホテルグループでマイルを加算することができます。

マイルを購入する

スカイワーズは、マイルの購入をすることも可能です。価格は「1,000マイル=30US$」で、最低2,000マイルから購入をすることができます。1年間の購入上限が100,000マイルになっています。
マイルの購入はエミレーツ航空のホームページから簡単に行うことができます。スカイワーズにはマイルの期限が設定されているので、マイルの有効期限ぎりぎりで、特典航空券に少し足りないというときには便利なサービスです。時期によっては10%や30%などのマイル換算率アップキャンペーンが行われることがあります。

スカイワーズ・マイルの利用方法

エミレーツのスカイワーズ利用方法として一番人気があるものは、やっぱり特典航空券です。特典航空券を発券するのに必要なマイル数はエミレーツ航空を利用するか、エミレーツ航空が提携している航空会社を利用するのかによって変わってきます。

エミレーツ航空を利用した特典航空券

エミレーツ航空を利用して特典航空券を発券する場合、行先と利用クラスによって主な区間の必要マイル数は以下のようになります。( )内は片道に必要マイル数

区間エコノミークラスビジネスクラスファーストクラス
日本~ドバイ62,500マイル

(53,750マイル)

125,000マイル

(86,250マイル)

187,500マイル

(117,500マイル)

日本~ドーハ65,000マイル

(56,250マイル)

130,000マイル

(90,000マイル)

195,000マイル

(122,500マイル)

日本~ヨーロッパ80,000マイル

(70,000マイル)

160,000マイル

(110,000マイル)

240,000マイル

(150,000マイル)

日本~アフリカ85,000マイル

(72,750マイル)

170,000マイル

(117,500マイル)

255,000マイル

(160,000マイル)

日本~ブラジル110,000マイル

(96,250マイル

220,000マイル

(151,250マイル)

330,000マイル

(206,250マイル)

行先は代表的なところを示していますが、エコノミークラスで概ね50,000マイル以上、ビジネスクラスの場合には90,000マイル程度が必要になります。ただし、エミレーツ航空のビジネスクラスに搭乗しようと思うと正規運賃の場合50万円程度しますので、それを90,000マイルで搭乗できるのであれば、マイル単価が5円以上となり、かなりお得になります。

ちなみに最もマイル単価がよくなるのはファーストクラスを利用した場合で、正規運賃の場合には100万円以上になりますが、マイルで搭乗する場合には19万マイルになります。これもマイル単価が5~6円程度になります。エミレーツのファーストクラスは世界でも最高峰のサービスと言われており、シャワールームなどエミレーツ航空でしか味わうことができないサービスを提供してもらうことができます。マイルを貯めて、夢のファーストクラスで旅行ということもスカイワーズを利用すると可能です。

提携航空会社の特典航空券にする

スカイワーズの特典航空券はエミレーツ航空が提携している特典航空券にも交換することが可能で、これも利用する航空会社や行先によって必要マイル数が変わりますが、日本人にとって使いやすい日本航空(JAL)が含まれているところが大きいです。

【スカイワーズで日本航空の特典航空券を発券した際の必要マイル数】

行先・利用区間必要マイル数
日本国内線片道:20,000マイル 往復:20,000マイル
日本~韓国【エコノミークラス】片道:20,000マイル 往復:20,000マイル
【ビジネスクラス】片道:45,000マイル 往復:45,000マイル
日本~中国・台湾・香港・グアム【エコノミークラス】片道:30,000マイル 往復:30,000マイル
【ビジネスクラス】片道:65,000マイル 往復:65,000マイル
日本~東南アジア・インド【エコノミークラス】片道:35,000マイル 往復:35,000マイル
【ビジネスクラス】片道:75,000マイル 往復:75,000マイル
日本~ハワイ・オセアニア【エコノミークラス】片道:40,000マイル 往復:40,000マイル
【ビジネスクラス】片道:85,000マイル 往復:85,000マイル
日本~北米【エコノミークラス】片道:60,000マイル 往復:60,000マイル
【ビジネスクラス】片道:125,000マイル 往復:125,000マイル
【ファーストクラス】片道:185,000マイル 往復:185,000マイル
日本~ヨーロッパ【エコノミークラス】片道:110,000マイル 往復:110,000マイル
【ビジネスクラス】片道:225,000マイル 往復:225,000マイル
【ファーストクラス】片道:335,000マイル 往復:335,000マイル

特徴として、日本国内線の特典航空券にも交換することができるところや片道と往復の必要マイル数が変わらないという点が挙げられます。JALの国際線では、残席変動制のマイル数を採用しており、最低マイル数であればお得であるものの、最大マイル数になるとスカイワーズの必要マイル数を超えてしまうことがあるので、JALよりもスカイワーズの方が少ないマイル数で発券することができるというケースも出てきます。

他にも提携航空会社を利用して特典航空券を発券することができるので日本人の利用者が多いと思われる代表例を紹介します。

航空会社発券区間必要マイル数
大韓航空日本~韓国【エコノミークラス】片道30,000マイル 往復30,000マイル
【ビジネスクラス】片道45,000マイル 往復45,000マイル
大韓航空日本~東南アジア【エコノミークラス】片道40,000マイル 往復40,000マイル
【ビジネスクラス】片道60,000マイル 往復60,000マイル
大韓航空日本~ヨーロッパ【エコノミークラス】片道70,000マイル 往復70,000マイル
【ビジネスクラス】片道105,000マイル 往復105,000マイル
カンタス航空日本~オセアニア【エコノミークラス】片道70,000マイル 往復70,000マイル
【ビジネスクラス】片道144,000マイル 往復144,000マイル

日本人からするとJALのほかに、韓国の大韓航空も使いやすい航空会社になります。しかも、同じ行先であっても大韓航空の方が必要マイル数が少なく、上級クラスであっても同じ傾向があります。ヨーロッパ路線であれば、JALのエコノミークラスと大韓航空のビジネスクラスの必要マイル数は似たような数です。

キャッシュ&マイルで支払いをする

特典航空券を発券するにはマイル数が足らないというときに便利なサービスが「キャッシュ&マイル」です。マイルと現金を合わせて航空券を確保することができます。必要マイル数は路線や時期によって変わり、さらに追加で支払いをする金額も変わってくるので一概にいくつと表にすることはできませんが、マイル数があまりない場合でも特典航空券を確保することができます。

アップグレードをする

スカイワーズではマイルを利用して座席のアップグレードをすることができます。

アップグレードすることができるのは航空運賃の中で「Saver」「Flex」「Flex Plus」を利用したケースであり、「Special」はアップグレードの対象外となります。

アップグレードに必要なマイル数は、利用する区間によって変わりますが、日本からドバイの場合、片道の必要マイル数は以下の通りになります。

運賃エコノミー → ビジネスビジネス → ファースト
Saver81,250マイル54,600マイル
Flex54,600マイル42,000マイル
Flex Plus42,000マイル42,000マイル

アップグレードは、Webサイトやアプリなどから予約をすることができます。

その他の使い方

スカイワーズは他にもエミレーツ航空内での買い物に利用することができたり、家電製品などを購入することができます。

有効期限が切れてしまう前に上手にマイルを活用するのが良いです。

まとめ

  • エミレーツ航空のスカイワーズはフライトの他に、SPGアメックスなどを利用して貯めることができる。フライトの場合にはエミレーツ航空以外にも提携航空会社を利用してマイルを貯めることができる。
  • エミレーツ航空は日本航空(JAL)と提携しているので、JALを利用してマイルを貯めることができるだけでなく、JALの特典航空券に交換することもできる。
  • マイルを使うときには特典航空券以外にも座席のアップグレードやショッピングで使うことができる。

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