マイル・ポイントの貯め方

ヒルトン・オナーズポイントの貯め方と使い方を徹底解説

世界に数あるホテルグループの中でも、有名なものの1つがヒルトングループです。
世界中にホテルを持ち、日本国内にも数多くあるので、宿泊しやすいのが魅力です。また、高級そうなイメージがありますが、ホテルや時期によってはリーズナブルな価格で宿泊することもできます。
もちろん、顧客を獲得するため、他のホテルグループでも行っているポイント制度があり、ポイントを貯めることによって無料宿泊や航空マイルに交換することができます。そんなヒルトングループのポイントの貯め方、使い方を徹底解説します。

ヒルトングループのポイント制度について

ヒルトン・オナーズポイントとは

ヒルトングループが運営しているポイントプログラムを「ヒルトン・オナーズポイント」と言います。ポイントを貯めることができる対象ホテルは、ヒルトン、コンラッド、ダブルツリーbyヒルトンの名前が付いているホテルで、これ以外にも多様な貯め方があるのが特徴です。
IHGやマリオットなどのホテルグループでもポイント制度がありますが、他のホテルグループと比較しても多様な貯め方があります。

ポイントの基本ルール

ヒルトン・オナーズポイントには、いくつかの基本ルールがあります。
ポイントには有効期限があり、1年間です。
しかし、その間にホテルの宿泊、ポイントの移行、購入などによってポイントを獲得することがあれば有効期限が伸びる仕組みになっています。1年間に1度、数ポイントでもよいので変動があれば、無期限にポイントを貯めていくことが可能です。

ステータスとステータスマッチ

ヒルトン・オナーズポイントには、4段階のステータスがあり、それぞれのステータスによって獲得できるポイント数が変動します。
ステータスは、メンバー、シルバー、ゴールド、ダイヤモンドの4つです。
このうちシルバー以上になると宿泊ごとにボーナスポイントが得られます。

会員ランクボーナスポイントの内容
シルバーベースポイントが+20%
ゴールドベースポイントが+80%、1滞在あたり1,000ポイント(朝食無料との選択)
ダイヤモンドベースポイントが+100%、1滞在あたり1,000ポイント

また、ステータスマッチを行っており、他のホテルのポイントクラブで上級会員(IHGやハイアットのポイントプログラムの上級会員)を保有しており、ヒルトンのホームページから、そのステータスを申告すると、ヒルトンのステータス付与の条件を満たしていなくても、ヒルトンの上級会員(ゴールドやプラチナ)のステータスが付与されます。ただし、永年というわけではなく90日間などの制限が付いています。

ヒルトングループが発行しているクレジットカード「ヒルトン・オナーズVISAゴールドカード(年会費13,950円)」を保有していれば、カードを保有している期間、ヒルトン・オナーズポイントのゴールド資格を得ることもできます。

ヒルトン・オナーズポイントの貯め方

宿泊で貯める

ヒルトン・オナーズポイントの貯め方で基本となるのがヒルトングループホテルへの宿泊です。獲得することができるポイントは、支払額1US$につき10ポイントです。ヒルトンホテルだけでなく、コンラッド、ダブルツリーbyヒルトンなどでも同じようにポイントを貯めることができます。一部のホテルでは、加算率が変わり、1US$につき5ポイントというところもあります。
ホテル宿泊で貯まるポイントは「ベースポイント」と呼ばれているもので、これに前述したステータスを保有している人は、ステータスの倍率が加算されることになります。

【計算例】
ゴールドステータスの人が200US$の部屋に宿泊した場合
宿泊獲得ポイントが2,000ポイント
ボーナスポイントとして80%が上乗せされ1,600ポイント
さらに滞在ボーナス(朝食無料との選択制)が1,000ポイント
合計 4,600ポイントの獲得

クレジットカードで貯める

三井住友カードが発行しているカードの中に「ヒルトン・オナーズVISAカード」があります。このカードを利用すると、日常のカード利用においてもヒルトン・オナーズポイントを貯めることができます。


カードには、クラシックカード、ゴールドカード、プラチナカードの3種類があり、それぞれ年会費やホテルのステータス、特典などが異なります。基本的なポイント換算率は1,000円の利用につき、10ポイントになります。
カードの利用でポイントを獲得するだけでなく、入会や宿泊でボーナスポイント1,000~3,000ポイントを獲得することができます。
ヒルトン・オナーズポイントを大量に獲得していきたいのであれば、ぜひ持っておきたい一枚です。また、このカードを保有するメリットとして、カードを利用さえすればわずかでもポイントを獲得することができます。ヒルトン・オナーズポイントには1年間という有効期限が設定されていますが、ポイントの増減があれば、そこからさらに1年間延長することができるので、ほぼ無期限にマイルを貯めていくことができます。

他のポイントを移行して貯める

ヒルトン・オナーズポイントは、他のポイントサイトやクレジットカードを利用して貯めたポイントを移行しても貯めることができます。
代表的なものがアメリカンエキスプレスのメンバーシップリワードのポイントで、2,000ポイントをヒルトン・オナーズポイントに移行することができます。移行すると1,250ポイントに変わります。

提携レンタカーを利用して貯めヒルトン・オナーズポイントは、提携しているお店を利用してもポイントを貯めることができます。アメリカ国内にはいくつかのお店がありますが、日本国内にあるものに限るとレンタカー業者が提携先になっています。

  • エイビス
  • バジェット
    など
    お店関係では
  • トラベリングコネクト
  • ニューズウィーク日本版の購読
  • ヒルトン・オナーズ・ダイニング
    などが対象となります。

ヒルトン・オナーズポイントの貯め方 ~応用編~

ポイントアップキャンペーンを狙う

ヒルトン・オナーズポイントを貯めるのであれば、普通に貯めているだけでは効率よく貯めることができるとは言えません。そこで上手に使いたいものがいくつかあります。

まず、1つ目がポイントアップキャンペーンを狙う方法です。


ヒルトン・オナーズクラブでは、定期的にポイントアップのイベントを行っています。
獲得できるポイントの量は季節や宿泊するホテルによって異なりますが、1回の宿泊で1,000ポイントから2,000ポイントを獲得できるような大型のポイントアップもあります。
直近では今年の春過ぎからベースポイントが2倍になる「ダブルポイントキャンペーン」を実施しています。
2018年の秋ごろからは、年末にかけては、実施ホテルは指定されていたものの「トリプルポイントキャンペーン」が実施されました。こうしたポイントアップのキャンペーン時期に宿泊するのは、大量ポイント獲得のチャンスです。

入会キャンペーンで貯める

必ず行われているわけではありませんが、キャンペーンを利用してポイントを貯めることも可能です。
キャンペーンを行うのは「ヒルトン・オナーズVISAカード」で、カード発行会社の三井住友が行います。これまで行われたキャンペーンでは、入会のボーナスとして2,000ポイントをプレゼントするというものでしたが、ここ数年は行われていません。

ポイントを購入する

ヒルトン・オナーズポイントが特典まで少し足らないというときに便利なのがポイントの購入です。
ヒルトンのポイントは自力購入可能で基本は1,000ポイントが10US$になります。
ただし、5,000ポイント以上を購入すると購入したポイントに対して80%のボーナスが付くようになり、5,000ポイントを50US$で購入すると9,000ポイントを獲得することができます。
そのため、購入するのであれば5,000ポイント以上を購入するようにしましょう。
このボーナスポイントについては付与割合が流動的で、2倍のポイント(100%ボーナス)が付くようなこともありましたし、ボーナスがない時もありました。
ヒルトン・オナーズポイントを購入するのであれば、キャンペーンを行っているかどうかを確認することが大切です。

ヒルトン・オナーズポイントの使い方

ヒルトンへの宿泊で利用

ヒルトン・オナーズポイントの使い方で一番にあがるのが宿泊での利用です。


しかも、ヒルトン・オナーズポイントを使っての宿泊は面白いルールを採用しており、支払い方法は「ポイント&マネー」です。
つまり、全額をポイントで支払うこともできますし、ポイントと現金払いを併用することもできます。
その割合は自分で決めることができるというのが特徴です。

例えば、30,000円程度の部屋に宿泊する場合、税金とサービス料が8,000円ほど加算されます。その支払い画面になるとポイントとマネーを選択する画面表示されます。そこでスライドバーを動かすことによってポイントをマネーの割合を変動させることができます。

自由に割合を変えることができるので、保有しているポイントに合わせて使っていくことができます。このため、ポイント数が少ないからと言って慌てて購入する必要はありません。
注意点は、必要ポイント数に決まりがないということです。必要ポイント数はホテルや宿泊する部屋のランク、さらに時期によって変動します。実際に予約システムを利用して検索してみないと分からないというのがデメリットです。
これが、ヒルトン・オナーズポイントの価値計算を難しくしており、概ね1ポイント=0.5円程度と言われていますが、実際には0.3円から0.7円程度の間で変動します。

航空会社のマイルに交換する

ヒルトン・オナーズポイントは、航空会社のマイルに交換することもできます。
以下に交換できる航空会社の代表例を記載します。

航空会社名10,000ポイントの交換で
JAL1,000マイル
ANA1,000マイル
アメリカン航空1,500マイル
シンガポール航空1,250マイル

10,000ポイントを交換したとしても1,000マイルから1,250マイル程度にしかすることができないので、交換率が良いとは言うことができません。
よほどヒルトンのポイントが余っている状態であれば使うメリットがあるかもしれませんが、1ポイントが最低レベルの0.3円程度の価値であるとしても宿泊代金の清算に充てた方がお得になります。

まとめ

  • ヒルトン・オナーズクラブは、ホテルへの宿泊だけでなく、提携しているクレジットカードの利用、さらにステータスマッチなど日本人にとってもポイントを貯めやすいプログラムがそろっている。
  • ポイントアップキャンペーンやポイント購入時のボーナス特典などさまざまなポイントアップが用意されているので見逃さないようにしてポイントを獲得することが大切である。
  • ポイントの交換先としてはホテルへの宿泊と航空会社のマイルに交換することができる。ホテルの宿泊は「ポイント&マネー」のシステムを採用しており、自分の持っているポイントを使う量を自由に決めて、ポイントだけで支払ったり、ポイントと現金を併用して支払ったりすることができる。

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