陸マイラーがマイルを貯めるときに注目するクレジットカード「SPG(スターウッド・プリファード・ゲスト)アメリカンエキスプレスカード」
このカードを利用すると貯めることができるポイントが「マリオットボンヴォイ・ポイント」です。マリオット・リワードポイントなどと呼ばれることもありますが、現在では、ポイントの名称が統一されて「マリオットボンヴォイ・ポイント」となっています。
SPGアメックスを使ってマイルにする
SPGアメックスを使ってポイントを貯める
SPGアメックスを利用してマイルを貯めたいのであれば、まずは「マリオットボンヴォイ・ポイント」を貯めなければいけません。詳細な貯め方については下記リンクを参照下さい。
基本的にはクレジットカードを100円利用することでマリオットボンヴォイ・ポイントが3ポイント貯まります。(マリオット・SPGグループのホテルであれば2倍)そして、貯まったポイントを移行と航空会社のマイルにすることができます。
貯まったポイントをマイルにする
マリオットボンヴォイ・ポイントの優れているところが、複数の航空会社のマイレージバンクに交換することができるところです。交換することができる航空会社は40社以上になり、下にまとめました。注意点は、マイレージバンクによってポイントからマイルへの交換率が異なります。基本的にはマリオットボンヴォイ・ポイント3ポイントが1マイルに変わりますが、航空会社によっては6対1や200対1などということもあります。日本人の利用者が多いANAマイレージバンクやJALマイレージバンクは3ポイントが1マイルになります。一番交換率がよいのはアメリカのユナイテッド航空のマイレージプログラム「マイレージプラス」が3:1.1になります。
航空会社 | マイレージプログラム | ポイント:マイル |
日本航空(JAL) | JALマイレージバンク | 3:1 |
全日空(ANA) | ANAマイレージクラブ | 3:1 |
ブリティッシュエアウェイズ | エグゼクティブクラブ | 3:1 |
デルタ航空 | スカイマイル | 3:1 |
エーゲ航空 | マイルズ・ボーナス | 3:1 |
エアロフロート・ロシア航空 | ボーナス | 3:1 |
アエロメヒコ | クラブプレミア | 3:1 |
エアカナダ | アエロプラン | 3:1 |
中国国際航空 | フェニックスマイル | 3:1 |
エールフランス・KLM | フライングブルー | 3:1 |
ニュージーランド航空 | エアポインツ | 200:1 |
アラスカ航空 | マイレージプラン | 3:1 |
アリタリア航空 | ミッレミリア | 3:1 |
アメリカン航空 | アドバンテージマイル | 3:1 |
アシアナ航空 | アシアナクラブ | 3:1 |
アビアンカ航空 | ライフズマイル | 3:1 |
キャセイパシフィック航空 | アジアマイル | 3:1 |
中国東方航空 | イースタンマイルズ | 3:1 |
中国南方航空 | スカイパールクラブ | 3:1 |
コパ航空 | コネクトマイルズ | 3:1 |
エミレーツ航空 | スカイワーズ | 3:1 |
エティハド航空 | エティハド・ゲスト | 3:1 |
フロンティア航空 | アーリーリターンズ | 3:1 |
ハワイアン航空 | ハワイアンマイルズ | 3:1 |
イベリア航空 | イベリアプラス | 3:1 |
ジェットエアウェイズ | ジェット・プリヴィレッジ | 3:1 |
ジェットブルー航空 | トゥルーブルー | 6:1 |
大韓航空 | スカイパス | 3:1 |
LATAM航空 | ラタムパス | 3:1 |
ルフトハンザドイツ航空 | マイルズ&モア | 3:1 |
Multiplus | Multiplus | 3:1 |
カンタス航空 | フリークエントフライヤー | 3:1 |
カタール航空 | プリビレッジ・クラブ | 3:1 |
サウディア航空 | Alfursan | 3:1 |
シンガポール航空 | クリスフライヤー | 3:1 |
南アフリカ航空 | Voyager | 3:1 |
サウスウェスト航空 | ラピッド・リワーズ | 3:1 |
TAPポルトガル航空 | ビクトリア | 3:1 |
タイ国際航空 | ロイヤルオーキッドプラス | 3:1 |
ターキッシュ エアラインズ | マイルズ&スマイルズ | 3:1 |
ヴァージンアトランティック航空 | フライングクラブ | 3:1 |
ヴァージンオーストラリア航空 | Velocity Frequent Flyer | 3:1 |
SPGアメックスのマイルを交換するときには自分の使っている、好きなマイレージプログラムに交換しましょう。
マイル交換は60,000ポイントから
SPGアメックスで貯めたマリオットボンヴォイ・ポイントをマイルに交換するときには必ず60,000ポイント単位で交換しましょう。
この単位で交換をしないと大損することになります。
なぜなら60,000ポイント未満で交換してしまうと3ポイントが1マイルにしかなりません。これではマイル還元率が全てのマイレージバンクに移行しても1%になってしまいます。しかし、60,000ポイント以上で交換すると通常の交換マイル数(20,000マイル)に5,000マイルがボーナスとして上乗せされます。つまり、60,000ポイントならば25,000マイルの獲得になり、このボーナスがあるのでマイル還元率1.25%を可能にします。
ANAマイルの貯め方では、これよりも高還元率の方法がありますが、JALマイルの貯め方では、これ以上の交換率を誇るやり方がないので、JALマイルを貯めている人にとって、SPGアメックスは最もマイルを貯めやすいカードになります。
このルールを適用してもらうためにも交換するときには60,000ポイント以上で行いましょう。このボーナスマイルは、日系航空会社のマイレージクラブだけでなく、その他のマリオットボンヴォイ・ポイントを移行することができる全てのマイレージバンクが対象となります。
ポイント移行手数料や上限
ポイント移行するのに気になるものがポイント移行手数料です。SPGアメックスを使ってマリオットボンヴォイ・ポイントを航空会社のマイルに移行するときの手数料は無料です。
さらにマイルの移行上限は1日当たり240,000ポイントに設定されているので、実質上限なしでポイントを移行することができます。
ちなみに、ボーナスマイルは60,000ポイント単位でもらうことができるので、120,000ポイントを移行した場合には10,000マイルが付与されます。60,000ポイント単位での移行を心がけましょう。
上手なマイルへの交換の仕方
マイレージプログラムによって異なる必要マイル数
マイル交換するときに注意しておきたいのが上手な交換です。
例えば、日本からハワイまでの特典航空券を発券するときに、ANAの場合、40,000マイル(レギュラーシーズン)、UAの場合、55,000マイル、JALは変動制で40,000マイルからになります。つまり、一見ユナイテッド航空のマイルに移行するのは交換率が高くてよさそうですが、特典航空券への交換を考えると多くのマイルが必要になってしまいます。
JALマイレージバンクも変動制になっているので、最低数であれば必要なポイント数は少ないですが、それ以上になっている場合にはANAマイルに交換するのが一番お得になります。
ポイント移行日数は余裕をもって
マリオットボンヴォイ・ポイントを交換するときに上手にやりたいのが移行日数です。せっかくマイルを使いたくても交換が遅れてしまっては使うことができなくなる可能性もあります。
公式発表では交換にかかる日数は「6週間」となっています。
しかし、実際に交換した経験から行くと非常にばらつきがあり、1か月程度かかった時もあれば、1週間程度で交換できた時もあるなど、差が激しい印象があります。
マイレージクラブによっても移行にかかる日数が大きく異なるので、ポイントをマイルに交換するときには移行日数に余裕をもって交換するのが賢いです。
まとめ
- SPGアメックスを利用して貯めることができるマリオットボンヴォイ・ポイントは40を超える航空会社のマイレージクラブに移行することができるが、換算率は航空会社によって異なる。
- 交換するときにはそのまま交換してしまうと交換率が1%になってしまうが、60,000ポイント単位で移行するとボーナスマイルの5,000マイルがもらえるので大幅にマイル還元率が良くなる。
- マイルを交換するときには使うときの差も含めて、交換すると効率よくマイルを使うことができる。
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