マイルの使い方

ブリティッシュ・エアウェイズのマイルはどう貯める?貯め方・使い方を徹底解説

イギリスのフラグキャリアである「ブリティッシュ・エアウェイズ」
日本では、英国航空とも呼ばれ、世界の数ある航空会社の中でも伝統と格式のある会社です。日本には羽田空港・成田空港・関西国際空港に就航しており、いずれもイギリスの首都であるロンドンと結んでいます。かつては、名古屋空港にも就航していました。
そんなブリティッシュ・エアウェイズのマイレージクラブは「エグゼクティブクラブ」という名前が付いています。では、どのようなマイレージプログラムなのか、マイルの貯め方や使い方を紹介します。

ブリティッシュ・エアウェイズのマイレージプログラム

プログラムの名は「エグゼクティブクラブ」

ブリティッシュ・エアウェイズのマイレージプログラムは、エグゼクティブクラブと呼ばれ、貯まるマイルは「アビオス(Avios)ポイント」と言います。入会金と年会費は無料で、だれでも入会することができます。
さらにマイルの有効期限は加算から3年間と設定されていますが、その間にマイルの増減があれば、そこから3年間延長されます。マイルが失効するANAやJALとは異なるので、長期的にマイルを貯めていきたいという人におすすめです。

ワンワールドに加盟

ブリティッシュ・エアウェイズは世界的な航空連合である「ワンワールド」に加盟をしています。加盟している航空会社は以下の通りになります。

【ワンワールド加盟航空会社】

アメリカン航空・ブリティッシュエアウェイズ・キャセイパシフィック航空
フィンエアー・イベリア航空・日本航空・LATAM航空・マレーシア航空
カンタス航空・カタール航空・ロイヤルヨルダン航空・S7航空
スリランカ航空・フィジーエアウェイズ・ロイヤルエアモロッコ

日本を代表する会社である「日本航空(JAL)」が含まれており、これは後々のマイルの貯め方、使い方で大きな役割を果たします。

独自の提携航空会社もあり

アライアンスは異なるもののブリティッシュ・エアウェイズが独自に提携している航空会社が3つあります。

エアリンガス・アラスカ航空・メリディアナ航空

上記の3社は日本には就航していないので、直接関係はありませんが、提携航空会社として知っておきましょう。

ティアポイントは別物

エグゼクティブクラブに入会してマイルを貯めようとすると同じような数字として「ティアポイント」というのは現れます。ブリティッシュ・エアウェイズではマイルのことをAviosと呼んでおり、ティアポイントは別物になります。

ティアポイントはフライトでAviosと同じように加算されていきますが、これが決めるものは「エグゼクティブクラブのステータス」になります。(ANAのマイルとプレミアムポイントと同じような関係)
エグゼクティブクラブには、ブルー・ブロンズ・シルバー・ゴールドの4つのステータスがあり、それぞれの条件を達成することで上級会員としての資格を保有することができます。上級会員になるとラウンジの利用や手荷物の優先引き渡しなどのサービスを受けることができます。

【エグゼクティブクラブのステータスと達成条件・主な特典】

ステータスランク達成条件主な特典
ブルーなし・メンバー限定キャンペーン案内
ブロンズ300ポイント・優先チェックインおよび優先搭乗
・出発の7日前に無料で座席指定
・25%のAviosボーナス
シルバー600ポイント・優先搭乗
・予約時に無料で座席指定
・ラウンジの利用
・追加の手荷物許容量
・50%のAviosボーナス
ゴールド1,500ポイント・ファーストチェックインと搭乗
・予約時に無料で座席指定
・ファーストラウンジの利用
・追加の手荷物許容量
・特典フライトの予約枠拡大
・100%のAviosボーナス

会員のステータスが上昇すればするほど、フライトにボーナスマイルが加算されるようになるので、マイルを貯めるのは早くなります。

エグゼクティブクラブのマイル(Avios)の貯め方(基本編)

ブリティッシュ・エアウェイズのフライトで貯める

エグゼクティブクラブのマイルの貯め方の基本になるのが親会社である「ブリティッシュ・エアウェイズ(以下BA)」に搭乗をしてマイルを貯める方法です。

BAのフライトマイル(Avios)は、利用する航空券の種別やクラスによって加算率が異なります。(下記表を参照)

利用クラス(航空券種別)獲得するAvios最小獲得Avios
エコノミークラス(G,O,Q)飛行距離の25%125
エコノミークラス(K,L,M,N,S,V)飛行距離の50%250
エコノミークラス(Y,B,H)飛行距離の100%500
プレミアムエコノミー(E,T)飛行距離の100%500
プレミアムエコノミー(W)飛行距離の150%750
格安ビジネスクラス(R,I)飛行距離の150%750
フレキシブルビジネスクラス(J,C,D)飛行距離の250%1,250
割引ファーストクラス(A)飛行距離の250%1,250
フレキシブルファースト(F)飛行距離の300%1,500

特徴的なのは、最小のマイル数が設定されており、近距離路線であっても一定数以上のマイルを貯めることができます。

提携航空会社を利用して貯める

エグゼクティブクラブは、BAが提携しているさまざまな航空会社を利用してもマイルを貯めることができます。特に加盟しているワンワールドの航空会社であれば、確実にマイルを獲得することができますが、会社によって加算率が変わります。また、航空券の種別や利用クラスによって加算率が細かく設定されているので、注意が必要です。


日本人が多く利用する日本航空(JAL)を利用して、エグゼクティブクラブに加算したときの加算率は以下の表のようになります。

日本航空(JAL)を利用してもaviosを貯めることができます。加算率は航空券の種類によって違いますが、日本人にとって身近な航空会社を利用して貯めることができるのはとても大きいです。なお、BAを利用したときのような最低マイル数の設定はありませんが、ティアマイルによるステータスによるボーナスマイルは付与されます。ほかにもキャセイパシフィック航空やアメリカン航空など日本に就航している航空会社が数多くあるので、こうした会社を頻繁に利用する人はマイルを貯めやすくなります。

航空会社ごとの付与率はこちら → https://www.britishairways.com/ja-jp/executive-club/collecting-avios/flights

ステータスでマイル加算率アップ

エグゼクティブクラブのマイルを貯めるのに確実にできる方法が、ステータス制度を利用してボーナスマイルを獲得する方法です。Aiosとは別に貯まるティアマイルが一定数を超えると「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3つのステータスが付与されます。

ステータスボーナスAvios
ブロンズ20%のボーナススマイル
シルバー50%のボーナススマイル
ゴールド100%のボーナススマイル

このステータスに従って、上記の表のようにボーナスマイルが付与されます。ゴールドになると2倍のマイルが貯まることになるので、格段にマイルを貯めやすくなります。

エグゼクティブクラブのマイル(Avios)の貯め方(応用編)

クレジットカードを利用して貯める

エグゼクティブクラブのマイルをクレジットカードを使って貯めることは可能です。ブリティッシュ・エアウェイズから公式に発行されているカードとしては「British Airways American express」があります。入会ポイントやフライトによるボーナスポイントを獲得することができるのですが、欠点としてイギリス在住または長期滞在者でなければ発行することができないのと支払いがユーロで行われるため、日本円の口座では手数料が多くかかってしまいます。

やっぱり強い「SPGアメックス」

British Airwaysのアメックスがあるということは、アメックスのポイントを移行することができます。しかし、マイル還元率の観点から見ると、いくつもの航空会社のマイレージ口座にポイント移行することができる「SPG(スターウッド・プリファードゲスト)アメリカンエキスプレス」が日本人にとっては一番使いやすいカードでしょう。


詳しい説明は不要かもしれませんが、アメリカンエキスプレスとSPGホテルグループが発行しているカードで、100円の利用で、マリオットのポイントであるマリオット・ボンヴォイ・ポイントを貯めることができます。貯まったポイントは基本、3ポイントを1マイルの換算で、40社以上のマイレージプログラムに移行することができるのですが、この中に「エグゼクティブクラブ」も含まれています。これだけでも1%の還元率がありますが、60,000ポイント(マイルにすると20,000マイル)を1回で移行すると5,000マイルがボーナスとして付与されるため、マイル還元率が1.25%の非常に強いカードとなります。他の航空会社のマイルを貯めるときにも紹介していますが、年会費の30,000円を超える出費がデメリットであることを除けば、最強のカードと言ってもよいです。

年会費を抑えるのであれば「スカイトラベラーアメックス」

エグゼクティブクラブのマイルをできるだけ安く貯めたいとするのではれば「スカイトラベラーアメックス」です。マイル還元率は1%とSPGアメックスに比べると下がるものの、年会費が11,000円のでSPGアメックスを利用するよりもかなり割安にマイルを貯めることができます。


このカードもブリティッシュ・エアウェイズ専用のカードというわけではなく、「ANA」や「シンガポール航空」「デルタ航空」など提携しているマイレージクラブにポイント移行することができる便利なカードです。
そして、このカードの一番の特徴が、航空券を購入するときにはポイントが3倍になります。つまり、マイル還元率が3%となるわけで、これはSPGアメックスを大幅に上回る還元率となります。飛行機に比較的よく乗るという人であれば、こちらの方が還元率、さらに経済的であるため、スカイトラベラーカードをお薦めします。

アメックスのプロパーカードで貯める

Aviosを貯めることができる3つ目のクレジットカードが、アメリカンエキスプレスのプロパーカードです。具体的には

  • アメリカンエキスプレスカード
  • アメリカンエキスプレスゴールドカード
  • アメリカンエキスプレスプラチナカード

この3枚で、カードのランクによって年会費は異なります。
アメックスのプロパーカードを利用すると100円につき1ポイントのアメックスポイントをもらうことができ、このポイントをマイルに移行することが可能です。(アメックスのポイントは複数の航空会社のマイルに交換可能)
ただし、欠点もあってアメックスのプロパーカードの場合、JALやANAにマイルを移行するときには1ポイント=1マイルで移行することができますが、エグゼクティブクラブに移行するときには1,250ポイント=1,000マイルマイル交換率が1ポイント=0.8マイルとなってしまいます。SPGアメックスやスカイトラベラーカードに比べるとマイル還元率が良くないことは理解しておきましょう。

提携しているホテル&ホテル予約サイトで貯める

エグゼクティブクラブのマイルは、提携しているホテルやホテル予約サイトを利用しても貯めることができます。
代表的なところは、以下のホテルと予約サイトがあります。

アコーホテルズ・Aviosホテルズ・Agoda.com・Airbnb・ベストウェスタンホテル&リゾーツ
Holets.com・Booking.com・ハイアットホテルズ・インターコンチネンタルホテルグループ
Laligo.com・Langham Hospitality Group・マリオットホテルグループ
Rocketmiles・シャングリラホテルグループ
マイルの加算率はホテルや予約サイトによって異なりますが、一気に数千マイルが付与されるようなケースもあるので狙い目になります。世界的に有名なホテルや日本人でも使いやすいホテル予約サイトがあるので、これらを利用してマイルを貯めるようにすると便利です。

ホテルのポイントをマイルに交換する

世界のホテルでは、そのホテルグループごとに独自のポイント制度を設けているところがあります。代表的なのがSPGアメックスで貯めることができる「Marriott Bonvoy」ですが、これ以外もホテルのポイントをAviosに移行することができるホテルがあります。
参加ホテルは以下のポイントです。

  • Marriott Bonvoy
  • IHGリワーズクラブ
  • ラディソン・リワード
  • シャングリ・ラ・ゴールデンサークル
  • メリア・リワード
  • ベスト・ウエスタン・リワード

いわゆる「ホテルポイント」を貯めてもマイルにすることができるのがエグゼクティブクラブの特徴ともいます。ホテルポイントを貯めて、上級会員を目指している人も多いと思いますが、こうした人でもブリティッシュ・エアウェイズであれば、マイルを加算することができます。

提携レンタカーを利用してマイルを貯める

マイルは、提携しているレンタカー会社を利用しても貯めることができます。
加算することができる会社は以下の会社です。

  • Avis
  • バジェット
  • Maggiore

この中ではバジェットレンタカーが日本国内でも展開をしているので利用しやすい会社になります。残りは海外がメインになります。


バジェットレンタカーは、1ポンド=2Aviosを獲得することができ、最低でも250Aviosの獲得が可能です。

マイルを購入する(基本編)

エグゼクティブクラブのAviosは、購入することも可能です。
価格はセールシーズンなどにより若干異なりますが、概ね1マイルあたり2円から2.5円程度が相場価格になります。最小は1,000Aviosからの購入で最大100,000Aviosまで購入することができます。マイルが少し足らない、有効期限を延長したいというときには便利です。

マイルを購入する(応用編)

実はエグゼクティブクラブのAviosを購入しようとする場合、そのままエグゼクティブクラブで購入するのは割高になります。
では、何を利用するとよいかというとスペインのイベリアスペイン航空のAviosを購入します。イベリアスペイン航空とブリティッシュ・エアウェイズは提携関係にあり、イベリア航空でマイルを購入しても同じAviosの口座に登録されます。しかも、イベリア航空で購入すると1マイルあたり1.5~1.7円程度で購入することができるので、ブリティッシュ・エアウェイズで購入するよりもお得になります。
もう1つお得な方法が、SPGアメックスで貯めることができるマリオット・ヴォンヴォイを購入する方法です。そのままマリオットのポイントを購入すると割安にはなりませんが、こちらもセールを頻繁に行っており、35%割引のセールを行っていれば、セールで購入したポイントをAviosに交換しても1マイルあたり2円程度で購入することができます。ブリティッシュ・エアウェイズでセールを行っていないときにはこの方法でAviosを購入するのもお得になります。

エグゼクティブクラブAviosの利用方法

Avios利用方法として一番人気があるものは、やっぱり特典航空券です。その中でも日本国内線の特典航空券を少ないマイル数で獲得できるのが大きなメリットになります。

特典航空券に交換する

エグゼクティブクラブのAviosを交換する手段として一番人気がある「特典航空券」
では、なぜ高い支持を得ているのかというと、提携している航空会社もブリティッシュ・エアウェイズも特典航空券に交換する必要マイル数が変わらないということです。では、どれだけのAviosが必要になるのかというと出発地から目的地までの片道の距離で9つのゾーンに分けられています。

【エグゼクティブクラブ特典航空券必要マイル数 片道】

Zone距離エコノミークラス必要マイル数ビジネスクラス必要マイル数ファーストクラス必要マイル数
1650マイルまで6,000(北米のみ9,000)12,500(北米のみ16,500)なし
2651-1,1509,00016,500なし
31,151-2,00011,00022,00044,000
42,001-3,00013,00038,75051,500
53,001-4,00020,75062,00082,500
64,001-5,50025,75077,250103,000
75,501-6,50031,00092,750123,750
86,501-7,00036,250108,250144,250
97,000以上51,500154,500206,000

上記の表のように必要マイル数が決まっています。
特筆すべきは、650マイル以内であれば片道6,000マイルで済むという点で、JALの場合7500マイル程度(通常時)かかるのでJALマイルを利用して国内線の特典航空券を発券するよりも少ないマイル数で発券することができます。650マイル以内となると日本各地から沖縄に向かう路線以外はほとんどが対象になると考えておけばよいです。JALの国内線特典航空券の場合は、JALマイルを使うと時期による差が多少あるので、変動がないエグゼクティブクラブはメリットが大きくなります。Aviosは、国内線国際線の近距離路線を特典航空券で発券するのであれば、JALマイルを利用して特典航空券を発券するよりもお得になります。

日本発の北米路線であれば、概ね「4,001-5,500」東海岸の路線で「6,501-7,000」の範囲内に収まります。

日本発のヨーロッパ線であれば概ね「5,501-6,500」の範囲内に収まります。

ただし、国際線でブリティッシュ・エアウェイズを利用する場合のみ必要マイル数が以下のように変わります。

【ブリティッシュ・エアウェイズ利用時の必要マイル数・片道】

クラスエコノミークラスビジネスクラスファーストクラス
ピーク期39,00090,000120,000
オフピーク期30,00075,000102,000

ブリティッシュ・エアウェイズを利用する場合のみシーズンによる変動制を取っているので注意が必要です。

座席のアップグレードをする

ブリティッシュ・エアウェイズのAviosを利用して、座席のアップグレードをすることも可能です。


アップグレードをすることができる航空券は種別が決まっており、ブッキングクラスが「K,M,V,L,S,N」になります。いわゆる「格安チケット」ではアップグレードをすることができないので注意しましょう。さらにアップグレードは1クラスアップすることしかできません。つまり、ビジネスクラスにアップグレードをしたいのであれば「プレミアムエコノミークラス」を予約しなければいけないということです。エコノミークラスの予約では、プレミアムエコノミーまでしかアップグレードができない決まりになっています。
アップグレードに必要なAviosは、航空券の種類によって異なりますが、日本からロンドンまで片道をプレミアムエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードしようとすると36,000Aviosが必要になります。(オフピークとピークのシーズンによって異なる)
多くの航空会社で採用されている「エコノミークラスからビジネスクラス」ということがエグゼクティブクラブではできません。

航空券の支払いに利用

Aviosはブリティッシュ・エアウェイズの航空券の支払いにも使うことができます。
使える単価は500Aviosあたり5ユーロで、多くの金額を支払うほど、交換率がよくなる傾向があります。(例 8,000Avios=45ユーロ)
特典航空券の空きがない場合には、現金化して支払うのも良い方法です。

まとめ

  • ブリティッシュエアウェイズのマイレージプログラムである「エグゼクティブクラブ」はブリティッシュエアウェイズの利用だけでなく、加盟しているワンワールドの航空会社を利用してマイルを貯めることができる。
  • クレジットカードを利用してマイルを貯めたい場合には「SPGアメックス」か「スカイトラベラーカード」を利用すると高還元率でマイルを貯めることができる。
  • マイルの使い方は特典航空券がお得で、JALマイルを利用するよりも少ないマイル数で日本の国内線JAL特典航空券を発券することができる。

 

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