これから快適なマイル生活を送ろうとしている人がまず最初に考えるのはANAマイル、JALマイルどちらを貯めるべきかということだと思います。
両方貯めるという選択肢も確かにありますが経験上どちらか片方を安定して毎年10万マイル貯められるようになるまでは両方貯めるのはやめておいた方がいいです。
分散することで行きたい場所へのマイルが足りない、ということが起きるからです。
またANAマイルやJALマイル以外にも他の航空会社、特に外資の航空会社のマイルを貯めるという選択肢もありますが日本に住んでいる限りは基本的にどちらかのマイルを貯めた方がいいので省略します。
ANAマイルを貯めるメリット
貯め方別のメリット
航空券で貯める場合のメリット
ANAカードは継続ボーナスマイルと言うANAカードを保有しているだけで継続ボーナスマイルがもらえる(ANA JCB ZEROを除く)のに対して、JALカードの場合は、初回搭乗時ボーナスと言われるボーナスマイルが存在し年に一回でもお金を払って搭乗しないとボーナスは得られません。
飛行機をあまり利用しない方にとっては、JALのボーナス条件はやや不利と言えますがそもそもマイルを貯める目的は旅行に行くことが目的の場合がほとんどでしょうからやはり気にする必要はないと言えるでしょう。
クレジットカードで貯める場合のメリット
ショッピングでの提携店の数で言うと、ANAのほうがやや多いです。
またANAダイナースプレミアムなどマイルが実質2倍貯まるカードがあるのもANAならではです。
そのためいわゆる陸マイラーの場合ANAマイルが貯めやすいと言われています。
私も貯めているマイルのほぼ全てを陸で貯めています。(そもそも飛行機に乗る時はマイルを使った特典航空券でしか乗らないためマイルが加算されません)
ポイントサイトで貯める場合のメリット
ポイントサイトのポイントをマイルに替える場合はANAマイルの方が有利です。
ソラチカカードというクレジットカードを持つ限りポイントサイト→ドットマネーポイント→東京メトロポイント→ANAマイル
と変換すると1ポイント0.9マイルの割合で換算できるためです。(ポイントの単位が違うサイトもありますが還元率は基本的に同じです)
※現在はソラチカルートが改悪され、LINEポイントを挟んで1ポイントにつき0.81マイル(還元率81%)となっています。
しかし長く続くかはわかりませんが2017年8月現在モッピーというポイントサイトを利用すれば還元率82%でポイントをJALマイルで変換できるようになっているのでこれを活用すればANAマイルを貯めるのもJALマイルを貯めるもほぼ同じです。
飛行機の便数が多い
1日当たりの路線便数は以下の通りでANAの方が多いです。
ANA | JAL | |
---|---|---|
国際線 | 81 | 71 |
国内線(基幹路線) | 69 | 63 |
※国内線は羽田発の札幌、大阪、関西、神戸、福岡、那覇の基幹路線のみの便数。
またANAは国内線に関してスターフライヤー・ソラシド・AIR DOと共同運行便が多数あり、共同運航便も含めると便数は上記の表以上に多いです。(共同運行便はANAの機体を使っています)
※JALもジェイ・エア、日本トランスオーシャン航空、日本エアコミューター、琉球エアーコミューター、北海道エアシステムなどの共同運行便があります。
国際線の提携航空会社(アライアンス)が多い
ANAが属するスターアライアンスは世界最大のアライアンスで、28の航空会社が所属しています。
ユナイテッド航空、ルフトハンザ航空、シンガポール航空、タイ航空、アシアナ航空など主要な航空会社が含まれているため、乗り継ぎ便も見つけやすいです。
JALが属するワンワールドは14の航空会社が所属しています。アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ、キャセイパシフィックなどこちらも有名な航空会社が揃っています。
ラウンジの数はほぼ互角
JALラウンジ
新千歳空港、羽田空港、伊丹空港(以上はダイヤモンドラウンジがあり)仙台空港、成田空港、小松飛行場 、関西国際空港 、広島空港 、松山空港、福岡空港 、鹿児島空港 、熊本空港 、那覇空港
ANAラウンジ
那覇空港 、羽田空港、伊丹空港(以上はスイートラウンジがあり)、新千歳空港 、仙台空港 、成田空港 、小松飛行場、関西国際空港、岡山空港、広島空港 、松山空港 、福岡空港 、鹿児島空港、熊本空港
となっていてほぼ互角です。
どちらのラウンジも利用出来るクレジットカードを持ちたい所です。代表的な所で言うとアメックス系列のカードであれば全て利用可能です。
航空券代・運賃はほぼ互角
私はANAもJALも両方特典航空券を使って乗るのでその度に正規の料金をチェックしているのですがANAもJALも航空券代はほぼ同じです。
もちろん予約状況によりどちらかが安い、高いということはありますが基本的に値段の差はないと思っていただいて大丈夫です。
JALマイルを貯めるメリット
貯め方別のメリット
航空券で貯める場合のメリット
飛行機を利用してマイルを貯める場合はマイルの加算率はANAの場合とほぼ変わりません。
どちらを使ってもいいと言えるでしょう。
ただし提携航空会社まで含めた場合JALの方がフライトマイルが貯めやすいというメリットがあります。
クレジットカードで貯める場合のメリット
JALカードを使う限りANAカードとポイントの貯まり方はほぼ同じですがANAの場合はダイナースプレミアムカードがあるので厳密に言えばANAの方がクレジットカードでマイルを貯めやすいです。
ポイントサイトで貯める場合のメリット
ポイントサイトでJALマイルを貯める場合ははっきり言って現状デメリットの方が大きいです。
なぜならポイントサイトで貯めたポイントはANAマイルに変えた方が還元率がいいからです。
ANAマイルに変える場合は最大でポイントの90%のマイルを手に入れることができるのにJALマイルに変えた場合は50%しか手に入れることが出来ません。
ANAも昔は50%が最高だったのでJALもいつかは変わるかもしれません。
なおANAマイルの場合も月18000マイル以上はポイントの50%にかマイルを貯めることが出来ないのでそれ以上のポイントを稼げる人は特典航空券を手に入れやすいJALマイルに変えるのをおすすめします。
ANAマイルは陸でも貯めやすいですが特典航空券には限りがあるあるためハイシーズンなどはチケットが余っていないことが多いのです。いくらマイルを貯めても特典航空券に変えられないのであれば意味がありません。
その点JALは安心です。
地方空港への路線が多い
JALグループのみが乗り入れている路線は、札幌(丘珠)、奥尻、山形、松本、三沢、花巻、南紀白浜、但馬、出雲、隠岐、天草、種子島、屋久島、喜界島、奄美大島、徳之島、沖永良部、与論、与那国、北大東、南大東、久米島、多良間、与那国の24空港です。
それに対してANAのみが乗り入れているのは稚内、オホーツク紋別、根室中標津、大館能代、庄内、福島、八丈島、能登、富山、神戸(マリンエア)、鳥取、米子、萩・石見、岩国、対馬、有明佐賀、五島福江、壱岐の18空港です。
※2017年12月時点での情報です。
特に沖縄の離島周辺ではJALが優勢ですが乗り入れている数よりも自分が旅行で行きたい場所が含まれているかの方が重要だと思うのでチェックしてみてください。
座席の種類が多い
ANA | JAL | |
---|---|---|
普通席 | 〇 | 〇 |
広めの座席 | ー | 〇 |
高級座席 | 〇 | 〇 |
ANAはプレミアムクラスと普通席の2種類、JALはファーストクラス、クラスJ、普通席の3種類のシートが用意されています。
プレミアムクラスとクラスJの席どちらがおすすめ?
プレミアムクラス:シートは新幹線のグリーン車程度の高級感があり、ワインなども提供されます。
+7000円かかるのでコスパは微妙です。短い路線では特に必要ないと思います。
クラスJ:シートは一般席により少しいい程度です。普通席より幅は広いです。
+1000円で普通席からクラスJに変更できるため非常に人気で当日のアップグレードは比較的困難です。
よって個人的にはクラスJの方がおすすめです。
特典航空券が取りやすい
JALが特典航空券が取りやすいというよりANAが特典航空券が取りづらくなっています。
元々ANAは陸マイラーでも貯めやすかったこととANAマイルの獲得方法についてのブログが増えたこと、そしてソラチカカードの存在で実際にANAマイルを大量に獲得できる人が増えたためと言われています。
確かにハイシーズンのハワイ・ホノルルのビジネスクラスなどはほぼ取れません。
現在はANAマイルもJALマイルも貯めやすさは変わらないので今から新規にマイルを貯めたいという方でどちらか決めかねているという方にはJALマイルを貯めるのをおすすめします。
ANAマイルとJALマイルはどっちがお得かのまとめ
飛行機に乗って貯める場合はJALマイルを貯めやすくそれ以外はANAマイルの方が貯めやすいです。
マイルの交換先はどちらも互角ですがJALの方が特典航空券を取得しやすいのでお得です。
これからマイルを貯める方はANAマイルベースで貯め1年で10万マイルを貯められるようになったらJALマイルを貯めることも検討するのをおすすめいたします。
マイルの貯め方については以下のページを参考にしてください。
参照:マイルの貯め方【初心者でも確実に年間10万マイル貯める方法】
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