マイルの使い方

ANAマイルを使ってグアムへ 必要なのは何マイル?ルートは?

日本の南に浮かんでいるリゾート地「グアム」
古くから人気の観光地で、きれいな海と暖かい気候を求めて多くの人が訪れます。
そんなグアムに、ANAマイルを使っていくことはできるのでしょうか。
また、何マイル必要なのか解説します。

グアムへの道のり

グアムへの直行便は4社

2019年夏スケジュール時点で、日本とグアムを結んでいる直行便は、ユナイテッド航空、T’way航空、チェジュエア、日本航空の4社です。


この中でANAマイルを使って航空券を発券することができるのは、ユナイテッド航空になります。
ユナイテッド航空は、ANAと同じスターアライアンスという航空連合に所属しています。
そのため、ANAマイルを利用して、スターアライアンス特典航空券を発券すれば、ユナイテッド航空の便を確保することができます。

ユナイテッドの航空の直行便が利用できるのは5都市

2019年の夏スケジュールにおいて、グアム国際空港とユナイテッド航空の直行便で結ばれているのは、新千歳空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港の5空港です。
これ以外の都市から出発する場合には、国内の5つの空港で乗り換えが必要になります。
ANAが就航している空港であれば、国際線の乗り継ぎとして全てマイルで発券することができます。
成田国際空港と羽田空港、関西国際空港と大阪伊丹空港は、同一空港とみなされるため、乗り継ぎで航空券を発券することはできますが、乗り換えには時間がかかるため、便を選択するときには注意が必要です。

気になるマイル数は

ANAのマイルを使ってユナイテッド航空を利用し、グアムに行く場合、どの都市から出発しても必要マイル数は20,000マイルになります。


国際線なので別途空港利用税や燃油サーチャージが必要になり、2019年現在およそ10,000円から15,000円が相場です。
プレミアムエコノミークラスは設置されていませんが、ちょっと豪華にビジネスクラスを利用して旅行する場合には、40,000マイルが必要マイル数になります。

特典航空券を利用するのはお得か

日本からグアムに行く場合、正規の割引運賃で航空券を購入するとエコノミークラスで3万円台からがユナイテッド航空の相場になります。
グアムは、観光地のため繁忙期と閑散期の航空券の価格差が大きく、繁忙期になると7万円から10万円近くになります。
このため、マイル単価も大きくぶれがあり、1マイル1.5円程度の価値から4円近い価値になることもあります。
航空券の高い時期に特典航空券を利用して、旅行に行くのであればかなり有効な手段です。

満席でも諦めない経由便

ANAのサイトからユナイテッド航空を利用してグアムに行く便を探すと東京(成田)からグアムに行く便は飛行機のサイズは大きいものの、人気の高い路線なのでなかなか空席を見つけることができません。


しかし、東京発が満席でも諦めてはいけません。
時間はかかりますが、経由便があります。
実際にインターネットを利用して検索すると東京から名古屋(中部)を経由してグアムに飛ぶ便や関西を経由してグアムに飛ぶ便が表示されます。
経由便のため、目的地までは時間がかかりますが、国内線を1区間付け加えても必要マイル数には変化がないので、知っておくとよいルートになります。

香港・マニラ経由もあり

少しルートが長くなりますが、グアムには香港やフィリピンのマニラからもユナイテッド航空が就航しています。
そのため、日本から香港やマニラを経由してグアムに行くこともできます。


この場合には、ANAも利用することができるので、東京からANAで香港へ、ユナイテッド航空でグアムを経由して日本に戻ってくるという大回りルートも可能です。
必要マイル数は、エコノミークラスで23,000マイルが必要になりますが、2地点を旅行することもできます。
注意点は、香港がトランジット扱いとなるので、24時間以内の滞在しかすることができません。

ホテルも無料にしてしまう

マイルでホテルに泊まる

ANAマイルでホテルに宿泊することができるというのをご存知でしょうか。
ANAグローバルホテルというサイトからホテルを検索するとクレジットカードなどで支払う以外にANAマイルを使って支払うことを選択することができます。


宿泊に必要なマイル数はホテルや時期によって異なります。
例えば、日本人に人気の高いハイアット リージェンシーグアムでは37,500マイルで宿泊することができます。


他にも複数のホテルがラインナップされているのでいくつかの候補から選択することができます。
ホテル代もマイルで支払うことができれば、本当に無料でグアム旅行ができてしまうことになります。

ホテルでマイルを貯める

ANAグローバルホテルは、マイルを使って宿泊するだけでなく、一般に宿泊費を支払って宿泊することもできます。
宿泊費を支払って泊まる人にもANA会員にはメリットがあり、ダブルマイルキャンペーンを使えば、通常の2倍のマイルを貯めることができます。
また、2回目以降の人は、宿泊の利用が5回、10回と増えていくごとにボーナスマイルが支給されるようになっています。
フライトで使ってしまったマイルを少しでも取り返したいという人は、ANAグローバスホテルを利用するのが便利です。

ツアーでマイルを使う

ANA SKYコインを使う

ANAマイルの使い方は特典航空券にするだけではありません。
ANAの電子マネーであるSKYコインに交換することができます。
このSKYコインは、ANAのパックツアーの支払いに利用することができます。
したがって「ANAマイル→SKYコイン→支払い」という流れでマイルを使い無料で行くことも可能です。
ANAマイルをSKYコインに交換する際には、ANAのステータスと保有しているカードによって倍率が変わってきます。
詳しい倍率は以下の表のようになります。

ANAの上級会員になっていれば、最大の交換倍率である1.7倍まで行くことができますが、ステータスをもっていない人でもANAのゴールドカードを保有している人は、1.6倍まで引き上げることができます。
一回で交換するマイル数を50,000マイル以上にしなければいけませんが、1マイル=1.6円になるのであれば、閑散期の特典航空券に交換するのと変わらない価値になります。
ツアーの場合には、ホテル代も含まれて来るので、それも併せてマイルで支払うことができます。
また、特典航空券に比べると座席確保をすることができる確率が高いです。
ただし、どうしても必要マイル数は多くなり、例えば2019年の5月、東京出発でグアムツアーを検索すると比較的安い時期でも3泊4日で9万円台と表示されました。
90,000÷1.6=56,250マイルが必要マイル数となります。
特典航空券に交換した方がお得になるのか、ANAスカイコインを利用して、ツアーを手配した方がお得になるのかは悩むところです。

まとめ

  • グアムにANAマイルを利用していくのであれば、日本の5都市とグアムを結んでいるユナイテッド航空を利用することができる。
  • グアムまでの必要マイル数は、エコノミークラス利用で20,000マイル。シーズンによって航空券の価格が大きく変動する路線なので、繁忙期に座席の手配ができればかなりお得になる。
  • ANAグローバスホテルを利用するとANAマイルを利用して宿泊することができる。グアムのホテルもいくつか含まれており、マイルを使って宿泊すれば本当に無料で、旅行が現実になってくる。
  • 特典航空券が満席で手配できないときには、ANAマイルをSKYコインに交換して、ANAツアーでグアム行きを手配して、支払いをSKYコインで行う方法もある。

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