大手スーパーのイオングループが運営しているクレジットカードがイオンカードです。
このイオンカードを利用することでもポイントを貯めることができます。
ここでは、そんなイオンカードで貯まるポイントの貯め方と使い方を徹底解説します。
イオンカードのポイント制度
3種類あるイオンカードに関わるポイント
実は、イオンカードによって貯まるポイントを勘違いしている人が多くいます。そもそもイオングループが運営しているポイントは3種類あり「ときめきポイント」「WAONポイント」「WAON POINT」があります。「WAONポイント」は、電子マネーのWAONを利用した時に貯めることができるポイントで、イオンカードではなく、WAONカードに付帯されているポイントとなります。
問題なのは「ときめきポイント」と「WAON POINT」で、似ているものですが発行するイオンカードの種類によって貯まるポイントが変わります。
使い方で貯まるポイントが異なる
イオングループのポイントを複雑にしているのが、同じイオンカードでも使い方によって獲得できるポイントが2種類あるということです。クレジットと払いなのか現金払いなのかによって変わります。
通常、イオンカードを利用して支払いをすると貯まるポイントが「ときめきポイント」です。イオンカードでの支払金額に対して、イオングループの対象店舗ならば200円につき2ポイント、それ以外のお店では200円につき1ポイントが貯まります。
同じイオンカードでもWAON機能がついているイオンカードは、WAON POINT会員に自動的になってしまうため、現金払いでWAON POINTを貯めることができますが、イオンカードのクレジット払いをするとWAON POINTは貯めることができず、ときめきポイントが貯まります。
ときめきポイントの貯め方
ここでは、イオンカードのポイント制度の中でも基本になる「ときめきポイント」の貯め方をまず紹介します。
ポイント2倍の対象店を狙う
イオンカードを利用して効率よくポイントを貯めたいのであれば、ときめきポイントが2倍付与になるお店で積極的に利用しましょう。ときめきポイントが2倍付与になるお店の代表は以下の通りです。
イオン、イオンスタイル、マックスバリュ、イオンスーパーセンター、ミニストップ イオンモール、イオンタウン、イオンバイク、スポーツオーソリティ、未来屋書店 イオンシネマ、イオンペット、タルボット、イオンボディ、ハックドラッグ ウエルシア薬局、イオンショップ(ネットショッピング) |
全国に展開しているスーパーやコンビニエンスストアがあるので、積極的に利用すればポイントを早くためることができます。
ほかにもイオングループ以外で加盟している企業があります。
マクドナルド、吉野家、ファミリーマート ローソン、TSUTAYA、ビックカメラ、酒やビック コスモ石油、かっぱ寿司、エディオン、ラウンド1、ルートイン ホテルズ など |
こちらも飲食店からアミューズメント施設までさまざまなお店が加盟しています。
加盟しているお店ではイオンカードの表示があるので、表示を見たら積極的にイオンカードを使いましょう。
ありが10デーでポイント5倍
イオングループのお店を利用するときに活用したいのが「ありが10デー」です。
名前の通り毎月10日に設定されている日で、この日にクレジットカードで支払いをすると、ときめきポイントが5倍になります。
イオン以外のお店で利用した場合にはポイントが2倍になります。
ときめきポイントTOWNを利用する
楽天市場やAmazonなどの通販サイトを利用する人は多くいると思います。こうした通販サイトを利用するときにもときめきポイントを貯めることができる可能性があります。
ポイントを貯められるのが「ときめきポイントTOWN」です。
http://www.aeon.co.jp/tpt/
このサイトにログインをして、自分の購入したいサイトから商品やサービスを購入すると通常の2倍から20倍近いポイントをもらうことができます。もちろんこの支払いをすると通常のカード利用によるポイント、さらに利用するお店によってはそのお店のポイント(楽天ポイントなど)が付与されるため、実質ポイントの三重取りが可能になります。
ポイント倍率はショップによって異なり、また、キャンペーンなども頻繁に行っているので、自分のよく利用しているサイトがポイントアップをしているときはチャンスになります。
こっちが本命WAONポイント
イオンカードを利用してポイントを貯めるときには「ときめきポイント」ではなくWAONポイントを貯めた方がお得になります。
重要なカード選び
イオンカードを利用してWAONポイントを貯めることは簡単にできます。ただし、カードを発行するときにWAON機能がついているイオンカードを発行しましょう。こうすることによってクレジットカードの支払いで「ときめきポイント」は貯めることができませんが、WAONポイントを自動的に貯めていくことができます。
さらに次に紹介するポイント還元率のアップが可能になります。
さらにポイント効率よく貯めたいのであれば「イオンカードセレクト」がおすすめです。
このカードは、イオンでのお買い物がお得になるだけでなくネットバンクのイオン銀行の口座も作ることができます。
このイオン銀行と関連づけることによってWAONポイントを多く貯めることもできます。
オートチャージで還元率がときめきポイントの2倍に
なぜ、ときめきポイントよりもイオンカードでポイントを貯めるのであればWAONポイントの方がよいのでしょうか。答えは、還元率にあります。
イオンカードには、紐付けされたWAONにオートチャージをすることができる機能がついています。このオートチャージをすると200円につき1WAONポイントが付与されます。さらにチャージされたWAONを利用して買い物をすると200円につき1WAONポイントが獲得できます。
つまり、チャージしたWAONを利用して買い物をするとポイントの還元率がいつでも1%になります。イオングループのお店で利用した場合には、200円で2WAONポイントが獲得できるので、ポイント還元率が1.5%になります。これだけでも「ときめきポイント」よりポイントが貯めやすいということが分かります。したがった、WAONポイントを効率よく貯めたいのであれば、WAONへのオートチャージは欠かせません。
ポイントアップ日は5と10のつく日
イオンカードでポイントを貯めるのであれば、欠かせないのがポイントアップデーの活用です。
WAONポイントもこのポイントアップデーに対応するようになっており、5の付く日「お客さまわくわくデー」にイオンでWAON支払いをすると200円=2WAONポイント(還元率1.0%)、毎月10日のポイントアップデーは200円=5WAONポイント(還元率2.5%)になります。
オートチャージ機能を利用すれば、さらに0.5%が上乗せされるので、WAONポイントを貯めるのであれば、ポイントアップデーの5と10の付く日は外せません。
イオン銀行ポイントクラブを活用する
イオンカードを作るときにイオンカードセレクトを選択していると、イオン銀行ポイントクラブに入会できるメリットがあります。
このクラブに入会していると6ヶ月間のイオンカードの支払い、WAON決済の利用実績に応じて4つのステージに分けられます。【条件は以下の表参照】
ステージ | 達成条件 |
ステージ1 | 10万円/6カ月 |
ステージ2 | 30万円/6カ月 |
ステージ3 | 50万円/6カ月 |
このステージに応じて、イオンカードからWAONへのオートチャージの倍率が変わります。
オートチャージ倍率 | 還元率 |
ステージなし | 0.5% |
ステージ1 | 0.75%(1.5倍) |
ステージ2 | 1.0%(2倍) |
ステージ3 | 1.5%(3倍) |
ステージ3になっていればポイントの付与率が3倍になるので、仮に3,000円チャージすると通常では15ポイントしか獲得できませんが、45ポイントを獲得することができます。
このイオン銀行ポイントクラブを使うためにも、イオンカードセレクトがおすすめになります。
ちょっと変わったWAONポイントの稼ぎ方
火曜市 WOANトクトクポイント
店舗限定で、曜日も火曜日限定のイベントですが、一定金額以上の買い物でWAONがプレゼントされるケースがあります。
ポイントされるのは100ポイント程度ですが、こつこつと貯めていくのにはよいです。
イオンカードセレクトの特典
イオンカードセレクト限定の特典ですが、イオンカードセレクトを利用して公共料金の支払いをイオンカードセレクトにすると毎月5WAONポイントが付与されます。
付与の対象となる公共料金は以下の通りです。
電気・ガス・水道・固定電話・携帯電話・PHS NHK・国民年金 |
さらにイオンカードセレクトを使う人はイオン銀行の口座を開設することになりますが、この口座を給与振り込み口座に設定すると毎月10WAONポイントが付与されます。イオン銀行で住宅ローンを組むと金額や条件に応じて毎月600WAONポイント以上を獲得することができるケースもあります。
エコインフォメーションを利用する
イオンモールでは資源のリサイクル活動に対して報酬を出しているケースがあります。
エコインフォメーションと呼ばれるもので、ペットボトルや牛乳パックの回収をイオンで行うと量に応じてWAONポイントを獲得できます。
全ての店舗で実施されているわけではないので、自分がよく利用している店舗で行われているのか確認しましょう。
「ときめきポイント」の使い方
WAONにチャージして使う
ときめきポイントは基本的に1ポイント=1円の価値になります。
一番使いやすいのはWAONにチャージして電子マネーとして利用する方法で、インターネットなどで交換申請をして、お店などに設置されているWAONステーションやイオン銀行ATMで受け取ります。交換申請をしてから受け取りまでには期限があるので注意しましょう。
ポイント移行で使う
ときめきポイントは貯まったポイントを移行しても使うことができます。
基本的には1:1の交換率ですが、JALマイルに関しては半分がマイルになります。また、イオン NEXCO中日本カード(WAON一体型)とイオン NEXCO西日本カード(WAON一体型)の2枚はポイント交換率が1.2倍になり少しお得です。
交換可能なポイント
1,000ポイント以上、500ポイント単位で交換 | d POINT・JALマイル ・Suica ・コジマポイント ・コジマ×ビックカメラカード・ETC無料通行分 |
1,000ポイント単位で交換 | ・JRキューポ |
ギフトに交換する
ポイント移行だけでなく、ギフト券に交換することも可能です。
イオン商品券・JCBギフトカード・ツーリスト旅行券・カスミ商品券・ワタミグループお食事券
イオンコンパス 海外パッケージ旅行利用券・イーハート食事券 ・イオンシネマ映画鑑賞券(ペア) ユニバーサル・スタジオ・ジャパンTM スタジオ・パス(1名分) |
必要ポイント数は、商品によって異なりますが、こちらは1ポイント=1円ではなく高い交換率になっているものもあり、お得です。ほかにもカタログから選ぶことができる家電製品やグルメ食材と交換することもできますし、寄付も可能です。また、イオングループのオンラインショッピングの支払いとして使うこともできます。
「WAONポイント」の使い方
WAONにチャージして使う
ときめきポイントの時と同じですが、WAONポイントもWAONにチャージして使うことができます。WAONポイントのままでは使うことができないので注意しましょう。やり方は簡単で、イオンの店内やミニストップにあるWAONステーションで手続きが可能です。ファミリーマートに設置されているファミポートでもできます。
WAONにしか交換できない
ただし、WAONポイントの使い道は「WAONに交換する」これしかありません。
実はこれがWAONポイントの最大の弱点で貯めやすいのですが、使い道が一通りしかないのです。JALマイルに交換したり、ポイント移行したりすることができるのは「ときめきポイント」なのです。したがって陸マイラー的な観点で見ると「ときめきポイント」を貯めるのがよくなります。
まとめ
- イオンカードで貯めることができるポイントは3種類もあるので、複雑になっており、どのポイントを貯めるのかしっかりと考えてカード発行をする必要があります。
- イオンカードの中ではイオンカードセレクトが一番WAONポイントを貯めやすく、たくさんポイントを貯めるチャンスがある。
- WAONポイントは貯めやすい反面、使い道が限定されている。ときめきポイントは加算率こそよくないもののいろいろなものに交換できるメリットがあり、利用者は考えたカード発行をしなければいけないです。
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