全国に展開しているコンビニエンスストアのローソンやレンタルビデオのGEOなどでよく見かけるポイントカードが「Pontaカード」です。
比較的昔からあるポイントカードなので、利用者も多くいるのではないでしょうか。
Pontaカードの基本知識
Pontaポイントってどんなもの
Pontaポイントは、リクルートが提供している共通ポイントです。
そのため、特定の店舗で利用できるだけでなく、提携しているお店で利用してもポイントを貯めることができます。
ポイントを貯めることができるお店の代表が以下の通りです。
〔Pontaポイント代表店舗名〕
- ローソン
- 昭和シェル石油
- じゃらん
- ケンタッキー・フライド・チキンなど
提携店舗掲載サイト https://point.recruit.co.jp/point/?tab=pointUseService
手続き簡単!カードを手に入れたらすぐに使える
Pontaポイントを貯めるには、Pontaカードを手に入れます。
カードは、Pontaポイントを貯めることができる店頭に置かれていることが多く、カードを手に入れたらすぐにポイントを貯め始めることができます。
また、アプリを利用したデジタルカードも用意されており、カードがなくてもアプリをインストールするだけでポイントを貯め始めることができます。
このままだと貯めることはできますが、ポイントを使ったり、提携している企業のポイントに移行したりすることができないので、Ponta Web(https://point.recruit.co.jp/point/)からリクルートIDを取得し、Pontaカードのアクティブ化をしておくことも大切です。
アクティブ化しておけば、ポイントの確認や移行などをインターネットやアプリを使ってスムーズに済ませることができます。
気になるポイントの還元率は0.5~1%
Pontaカードを利用して買い物をしたときのポイントは100円で1ポイント又は200円で1ポイントになるのでポイント還元率は0.5~1%の範囲になります。
貯まったポイントは1ポイント=1円で利用することができ、1円単位で使うことができるのもメリットです。
Pontaポイントを効率よく貯めるにはどうすればよいか
クレジット機能付きのPontaカードでポイント還元率アップ
Pontaポイントを効率よく貯めるのであれば欠かせないのがPontaカードとクレジットカードの機能が1つになったPontaカードです。
〔おすすめのクレジット機能付き Pontaカード〕
JMBローソンPontaカードVisa
Pontaカードの機能にJALマイレージバンクの機能が追加されたカードで、JALカードの特典はついていないものの年会費無料で持つことができる。
貯めたPontaポイントを簡単にJALマイルに交換できる。
ローソンPontaカードVisa
年会費無料のPontaカード、ローソンでの支払いで100円につき2ポイント付与される。
このほかにも「ルートインホテルズPontaVisaカード」「Ponta Premium Plus」などがあるが、多くのカードが年会費無料になっている。そのため、サブカードとして持っていてもカードの維持費が安く済むのが特徴です。
クレジット機能が付いているPontaカードを保有するメリットは、Pontaポイントを貯めることができるお店で利用するとポイントが二重取りできるところにあります。
ポイントは二段階で付与され、カードの提示で0.5~1%の還元、さらにクレジットカードを利用することでカード会社のポイントを交換して0.5~1%になります。
リクルートカードを使えばポイントの三重取りが可能に
Pontaポイントを集めるときに知っておくとよいカードはPontaポイントの機能が付いたクレジットカードばかりではありません。
もう1つ知っておきたいカードが「リクルートカード」です。
このカードはPontaカードではないですが、カードを利用することでリクルートポイントを貯めることができます。
このリクルートポイントとPontaポイントは等価交換することが可能であり、「リクルートポイント=Pontaポイント」と言っても過言ではありません。
このカードは年会費が無料なだけでなく、基本のポイント還元率が1.2%に設定されています。
しかもEdyへのチャージでもポイントが付与されるのでPontaポイントの三重取りが可能になります。
手順は
1.リクルートカードを利用して電子マネーEdyにチャージを行う。(1.2%還元)
2.電子マネーのEdyを利用して決済する。(0.5%還元)
3.Pontaカードの提携店でもらえるポイント(0.5~1%)
これらの還元率が合算されるので最低でも2.2%、最大は2.7%のポイント還元を受けることができます。
上手にPontaポイントを貯める技は
nanacoチャージを使って
電子マネーのnanacoはセブンイレブンの他、各種のお店で利用することができます。
また、国民年金保険や固定資産税、自動車税、住民税といった各種税金に支払いにも使うことができます。
このnanacoチャージに使うことができるカードが「リクルートカード」です。
Pontaポイントを貯めることができるカードでもあるリクルートカードは、nanacoへのチャージでも1.2%のポイントが付与されます。
税金の支払い時に、チャージして税金を支払えば一気にPontaポイントを稼ぐチャンスになります。
楽天Edyを利用してPontaを貯める
電子マネーとして名前が知られている楽天Edyの利用でもPontaポイントを貯めることができます。
nanacoに比べると利用できる店舗が多いのが特徴です。
利用方法は、楽天Edyのアプリを使う必要がありますが、アプリにPontaの会員IDを登録しておくと、Edyを利用して支払いをした後にPontaポイントが直接加算されます。
加算割合は、200円で1ポイントです。
楽天Edyへのチャージもクレジットカードを利用することができる(代表例 JMBローソンPontaカードVisaなど)ので、ポイントを二重取りすることが可能になります。
JALの飛行機に乗ってマイルを貯める
飛行機に乗ってもPontaポイントを貯めることができます。
日本航空(JAL)とPontaポイントが提携しているのは有名で、マイラーの中にはPontaポイントを頻繁にJALマイルに交換している人も多いと思います。
実は、この逆も可能で通常JALマイルが貯まるフライトマイルをPontaポイントにすることができます。
対象は、JALまたはJALグループの運航している国際線・国内線でフライトマイル対象の航空運賃で搭乗する人です。
コードシェア便でもJALマイルの対象航空券で搭乗していれば加算対象になります。
加算割合は、フライトマイルとボーナスマイルの半分(50%)です。
〔例 東京(羽田)-大阪(伊丹) 普通運賃で搭乗〕
獲得マイル 280マイル 加算Pontaポイント 140ポイント
飛行機にあまり乗らず、JALマイルを貯めたとしても3年間のうちに交換上限に達せずマイルが失効してしまいそうな人にはおすすめです。
ポイントの加算は、フライトのマイルが一旦、JALのマイレージバンク口座に入った後、有効期限の古いマイルが同数引き落とされて、Pontaポイントになります。
実は、このフライトマイル以外にもJALとPontaはボーナスポイントの付与を頻繁に行っています。
特定の航空券購入や区間への搭乗でボーナスのPontaポイント付与のキャンペーンがあるので、対象となったときには、ボーナスを確実にもらっておくのも効率の良い貯め方です。
ゲームや動画視聴でポイントを貯められる「Ponta PLAY」
Pontaポイントを効率よく稼ぐのに欠かせないのが「ポンタイム」というアプリです。
Pontaカードの発行元が運営しているアプリで、アプリの中にはゲームや動画視聴といったコンテンツが含まれています。
こうしたコンテンツを利用することによって「ハッパー」というポイントが貯まり、一定量になるとPontaポイントに自動的に交換されます。
ただゲームをしたり、動画を見たりするだけでポイントを稼ぐことができるのでとても便利です。
さらに 友達紹介でもポイントをもらうことができます。
毎日少しずつですが、こつこつやっていくとたくさんのポイント獲得につながります。
リクルートサービスのお店を活用する
Pontaポイントがリクルートポイントとほぼ同じ扱いになったことで、リクルートポイントのサービスのお店を積極的に利用するのも効率よくポイントを稼ぐよい方法です。
リクルートポイント系のサイトでPontaポイントを貯めることができるのは、「じゃらん」や「ホットペッパー」などが含まれており、日常的に使っている人も多いお店ばかりです。
特にホットペッパーは、予約人数×50ポイントといったような大きな食事会の幹事をするときに利用するとポイントの大量獲得ができるケースもあるので、活用するとよいです。
ポイント交換サービスで貯める
幅広い提携を活用してポイントを貯める
Pontaポイントを効率よく貯めていくのに欠かせないのが、ポイント提携です。
Pontaポイントの大きな特徴が、ポイントの提携先が幅広いことで、代表例として下記の表ほどの提携先があります。
これだけでなく、提携先のポイントに交換できるポイントも含めるとその数は膨大なものになります。
〔代表例1 三菱UFJポイント → リクルートポイント → Pontaポイント〕
〔代表例2 イオンポイント → LINEポイント → Pontaポイント〕
こうしたポイント交換を活用していくと効率よくPontaポイントを稼ぐことができます。
特に一定量は貯まっているものの交換したい特典がないケースや中途半端にポイントがあるようなケースでは、交換ルートを探して、Pontaポイントに移行するのも1つの方法です。
アンケートサイトでポイントを貯める
インターネット上には市場調査などのアンケートに答えるとポイントを貯めることができるサイトがあります。
〔代表例〕
マクロミル(https://monitor.macromill.com/)
ネットマイル(https://www.netmile.co.jp/ctrl/user/index.do)
これらのサイトでもアンケートに答えたり、広告動画を見たりするだけでポイントを貯めることができます。
貯めたポイントは、Pexを経由して、リクルートポイントに変え、Pontaポイントになります。
ポイントサイトでポイントを貯める
- 楽天やYahooなどで、ショッピングをするときに特定のサイトを経由して購入すると、ポイントが貯まるポイントサイトがいくつかあります。
有名なものがモッピーで、陸マイラーの間では御用達のポイントサイトです。
モッピーを経由して商品を購入するとポイントの三重取りも可能になります。
〔やり方 例〕
モッピー経由(1%還元)で、楽天トラベルの3万円の商品を購入 Pontaカードで支払い
1.モッピーを経由することで 300モッピーポイント
2.カードの利用でクレジットカード会社のポイント 150Pontaポイント
3.楽天ポイント 300ポイント
このように1つの商品購入で3つのポイントが獲得できるのはおいしいです。
モッピーポイントもドットマネーポイントに交換することができ、ドットマネーからリクルートポイントを経由してPontaポイントに交換できます。
JALマイラーにとっては扇の要
Pontaポイントは、陸マイラー、特にJALマイルを集めている人にとってはとても重要なポイントです。
その理由は、PontaポイントとJALマイルの交換率にあり、Pontaポイントの半分をJALマイルに交換することができます。
しかも、Pontaポイントは提携先が多いので、いろいろなところで貯めたポイントをPontaポイントにいったん集約し、その後、JALマイルに交換する通称「ポンタルート」と呼ばれるルートの要になっています。
JALマイルをたくさん貯めたい人は、Pontaポイントを効率よく稼ぐことも大切ですが、ポイントを貯めていくときに、どのポイントを貯めるとPontaポイントに交換できるのかを考えることも大切です。
また、Pontaポイントに交換する際にも、使うルートによってポイントの交換効率と日数が変わってきます。
ポイント探検倶楽部(https://www.poitan.net/)などのサイトを活用して、効率よく交換できるルートを見つけましょう。
まとめ
- Pontaポイントは、ローソンなどの加盟店でポイントを貯めることができ、カードだけでなくアプリを使っても手軽にポイントを貯めることができる。
- Pontaポイントを効率よく貯めたいのであれば、Ponta機能付きのクレジットカードを利用するとポイントの付与率がアップする。
- Pontaポイントを効率よく貯めたいのであれば、リクルートポイントを有効に使うとよい。相互に交換できるので、リクルートポイントを貯めることができればPontaポイントに交換できる。
- Pontaポイントは、提携しているポイントサイトや銀行ポイント、アンケートサイトが多い。さらに相互交換できるポイントの種類が多いので、最終的にPontaポイントに集約していく考え方を持つと効率よく貯めることができる。
- JALマイルを貯めている人であれば、Pontaポイントは扇の要であり、各サイトで貯めたポイントを最終的にPontaポイントにすることで、高還元率でJALマイルに交換できる。
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