マイルの使い方

必要マイル別に解説 マイルを貯めていける場所は?どこに行ける

無料で旅行することができる特典航空券
特典航空券を獲得するためには、マイルを集めなければいけません。
では、何マイル必要なのでしょうか。
ここでは、日本の二大マイレージバンクであるANAマイレージバンクとJALマイレージバンクの必要マイル数を徹底的に解説します。

ANAマイレージバンクの場合

主に、全日空(ANA)やスターアライアンス加盟航空会社で貯めることができるANAマイル。
特典航空券を獲得するためには、どれだけのマイルが必要なのでしょうか。

ANA国内線を利用する場合

特典航空券の必要マイル数が変わるシーズン制

ANAでは、特典航空券の必要マイル数を計算するために「シーズン」を採用しています。
これは、繁忙期や閑散期に応じて必要なマイル数が変わるシステムで、長期休暇など旅行需要が高まるシーズンには必要マイル数が多くなっています。

2019年のシーズンチャート

L:ローシーズン 1/6~2/28、4/1~4/25、12/1~12/20
R:レギュラーシーズン 3/1~3/14、5/7~7/31、8/26~11/30
H:ハイシーズン 1/1~1/5、3/15~3/31、4/26~5/6、8/1~8/25、12/21~12/31

シーズンは、出発日が基準であり、2区間以上の場合、シーズンが異なるときにはぞれぞれの必要マイル数を半分にして合算します。

距離によって変わる必要マイル数

ANAの国内線特典航空券では行先ではなく、出発地から目的地までの距離(マイル)で必要なマイル数が計算されるようになっています。

必要なマイル数と距離を表にまとめると以下のようになります。

注意しておきたいのが「全旅程の距離」の意味で、2区間(往復でも別目的地でも可能)の合計距離で計算されます。

【例1】
東京(羽田)-新千歳間 往復
区間基本マイル 510マイル → 往復で1020マイル →『601~1,600マイル区間』
【例2】
大阪(伊丹)-東京(羽田)-庄内
区間基本マイル 大阪-東京 280マイル、東京-庄内 218マイル
2区間合計で 498マイル → 『0~600マイル区間』

ANAの就航している空港であれば、日本国内どこでも行くことができます。

少しお得になっている沖縄離島路線

沖縄の離島(宮古・石垣)への特典航空券は、那覇空港で乗り換えをする人が多いので、乗り換えをして往復で4区間搭乗しても、2区間分のマイルで交換できるようになっています。
【例3】
東京(羽田)-石垣 往復 那覇経由
搭乗回数は4回 区間基本マイル 2,462マイル
必要マイル数は、2,001マイル~4,000マイル区間になるので、レギュラーシーズンであれば、一人20,000マイルとなる。

この特例は、那覇空港で乗り換えのみ有効。
東京から大阪を経由して石垣に行くようなケースは適用されない。

ANA国際線を利用する場合

ANAマイルは、国内線だけでなく、国際線でも利用することができます。
行くことができる場所は、ANAの国際線が就航している都市であればどこでも行くことができます。
国際線の特典航空券に交換する際の必要マイル数は、国内線の特典航空券と少し違います。
国内線と同じように「シーズン」はありますが、距離ではなく「ゾーン」、そして利用する「座席クラス」で分けられます。

国際線の距離はゾーンで計算

ANA国際線の特典航空券を計算するのに必要な距離は、国内線のように距離で計算するのではなく、「ゾーン」で決められています。
就航している都市をひとまとめにしてあり、同じゾーンの中であれば必要マイル数は変わりません。

全部で8つのゾーンに分けられており、どこからどこに向かうのかで必要マイル数が変わります。


ただし、これだけで必要マイル数が決まらないのがANA国際線特典航空券です。

ゾーンごとに異なるシーズン

ANA国際線特典航空券の必要マイル数を計算するときに、分かりにくいのが「シーズン」です。
理由は、Zoneによってシーズンが異なるためです。
国内線は、全ての路線に一律でシーズンが設定されていましたが、国際線では、おおよそ同じものの微妙に違うというところが多いです。

まず東アジア、東南アジア方面は以下の表のようになります。

次にヨーロッパ、北米方面

最後にハワイ、オセアニア方面

上記表のように行先によって、シーズンが変わるので必要マイル数も変わってきます。

国際線らしくクラスによって必要マイル数が変わる

ANAの国際線では、エコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスの4つの座席があります。
特典航空券でもそれぞれのクラスを予約することができますが、選ぶクラスによって必要マイル数が変わります。
もちろん最上級のファーストクラスが一番多くなりますが、路線によってはファーストクラスが設定されていないケースもあります。
おおむね、エコノミークラスの必要マイル数の1.5倍がプレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの2倍がビジネスクラス、エコノミーの4倍がファーストクラスという必要マイル数になります。

3つのポイントに着目して計算

「シーズン」「行先のゾーン」「座席クラス」によって必要マイル数をまとめる日本発(Zone1発)で必要マイル数は、以下の表になります。

「-」の記号がついているところは、このゾーンに向かう航空機にクラスが設定されていません。
ファーストクラスに乗るとなると100,000マイル以上必要になりますが、飛行機に乗る前からVIP並みのサービスを受けることができます。
ただし、ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券用空き席は、1便につき1席から3席程度しか設定されていないので、かなり早い段階で予約をする必要があります。

ANA提携航空会社(スターアライアンス特典航空券)の場合

行先は無限大に広がる 世界一周も可能

ANAマイルを利用して飛行機に乗る3つ目が、ANAの提携航空会社の特典航空券にする方法です。
ANAは世界で最も数多くの航空会社が加盟しているスターアライアンスグループに所属をしています。

この航空連合のネットワークを利用すると世界中に、もちろん路線をつなげていって世界一周することも可能です。

また、スターアライアンス以外にもANAが独自に提携している航空会社の特典航空券も取得可能です。

 

必要マイル数は「ゾーン」と「座席クラス」

必要マイル数の計算方法は、ANAの国際線特典航空券と少し異なり「ゾーン」と「座席クラス」で決まります。
シーズンによる必要マイル数の変動はありません。
幼児・小児が特典航空券を利用する際の必要マイル数は、大人と同じです。
必要マイル数を計算するためには、出発地のゾーンと到着地のゾーンから計算されます。

日本発で目的地までのゾーンを計算する際には1つ注意が必要で2つに分かれています。

  • Zone1-A 国際線往復2区間のみ、または、国際線往復2区間に加えて日本国内でのみ乗り継ぎをしているケース
  • Zone1-B Zone1-A以外のルートの場合

Zone1-Aの必要マイル数

Zone1-Bの必要マイル数

【Zone1-Aが適用されるルート】
パターン1  東京(成田)→ シカゴ → 東京(成田)
パターン2  大阪(伊丹)→東京(羽田)→ホノルル→東京(羽田)→大阪(伊丹)

【Zone1-Bが適用されるルート】
パターン1  東京(成田)→シカゴ→サンパウロ→シカゴ→東京(成田)
国際線区間が4区間になっているため
パターン2  東京(成田)→ロサンゼルス→オーランド→ロサンゼルス→東京(成田)
海外での乗り継ぎが含まれているため

他のZoneから出発をする場合には、出発するZoneごとに必要マイル数が変わるので確認しましょう。
ANA 提携航空会社特典航空券必要マイル数
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tukau/award/tk/usage.html

世界一周の場合は、距離で計算

マイルを使った旅行の中でも夢の旅行が世界一周です。
世界一周をしたい場合には、搭乗する路線の総マイル数で必要マイル数が変わります。
最低でも区間マイルは、13,000マイル以上になります。
そこで以下の表に当てはめて、自分のルートの区間マイルがいくつになるのかで必要マイル数を算出します。


ANAの提携航空会社を利用した世界一周航空券はインターネットで発券することができないので、コールセンター経由で予約する必要があります。

 

JALマイレージバンクの場合

主に日本航空(JAL)や日本航空傘下の航空会社(JTAなど)、また所属しているワンワールドアライアンスの加盟航空会社で貯めることができるマイルがJALマイルです。
では、JALの場合、特典航空券を発券するのに必要なマイル数はいくつなのでしょうか。

JAL国内線を利用する場合

JAL国内線の特典航空券に必要なマイル数は、搭乗する路線によって決められています。
そしてANAのようにシーズンで増減することはありませんが、特定の期間に必要マイル数を少なくする「ディスカウントマイル」と「JALカード割引」を行っています。

【ディスカウントマイル】
通常の必要マイル数よりも往復で2,000~3,000マイル引きで交換できる期間。
2019年は、搭乗日が2019年4月1日から6月30日と12月1日から2020年2月29日まで設定されている。
【JALカード割引】
JALカードを保有している人で、2区間以上予約するのであれば、搭乗日が2019年4月1日から6月30日と12月1日から2020年2月29日になる人は、さらに500マイルの割引を受けることができる。

上記の2つの割引期間を含めて、必要マイルを行先別に表にまとめると以下のようになります。

割引を使うとANAに比べて少ないマイル数で特典航空券を手に入れることができます。

フジドリームエアラインズや天草エアラインとのコードシェア便も特典航空券で手に入れることができます。

JAL国際線を利用する場合

JALの国際線も特典航空券で発券することができます。

ただし、国際線の際には、2018年12月より新しい国際線特典航空券「JAL特典航空券PLUS」が導入されています。

JAL特典航空券PLUSとは

このJAL国際線特典航空券PLUSの大きな特徴は、残席数に応じて必要マイル数が変動するというルールです。

したがって、最低マイル数と最大マイル数は分かるものの、特典航空券を発券するのに必要なマイル数は、実際に予約システムに搭乗日や区間を打ち込まないと分からないシステムに変わっています。

例えば、東アジア方面のエコノミークラス特典航空券を発券するのに必要マイル数は行先別に片道が以下の表になっています。

基本マイル数は、最低のマイル数を表しており、残席数が多ければこの最低のマイル数で乗ることができます。

一方残席数が少なくなっていくと必要マイル数が上がっていくシステムで、東京-ソウル便であれば、最大が片道34,000マイル必要ということになります。

同じように東南アジア便のエコノミークラス

グアム便のエコノミークラス

オセアニア便のエコノミークラス

ヨーロッパ便のエコノミークラス

ハワイ便のエコノミークラス

北米便のエコノミークラス

全ての行先について必要マイル数は変動するようにルール変更が行われました。

上級クラスも変動制に

JAL国際線特典航空券PLUSが導入されたことによって、プレミアムエコノミークラスとビジネスクラスでも変動制が採用されています。

プレミアムエコノミークラスの必要マイル数はこちら

ビジネスクラスの必要マイル数はこちら

ただし、ファーストクラスのみJAL国際線特典航空券PLUSは導入されておらず従来の必要マイル数で交換できます。

ファーストクラスの必要マイル数はこちら

変動制に伴うメリット・デメリット

JALの国際線特典航空券で導入された変動制のメリットとデメリットは何でしょうか。

まず、大きな違いとして空席待ちがなくなります。

これまで特典航空券では、特典航空券用の座席枠が多くないので、枠がいっぱいになってしまうと空席待ちをしなければいけませんでした。

しかし、JAL国際線特典航空券PLUSでは、空席待ちはなくなり、満席または追加マイルで利用できる状況になります。

旅行日程を早い段階で確定することができるのでプランが立てやすくなります。

2つ目に、必要マイル数が少なくなるケースがあります。

必要マイル数の大幅な見直しが行われ、例えば、日本からシンガポールまではエコノミークラスで従来、片道17,500マイル必要でしたが、それが12,000マイルになりました。

このほかにも多くの路線で、必要マイル数が少なくなったので、少ない必要マイル数で旅行できる可能性が高くなっています。

デメリットは、繁忙期の必要マイル数が大幅に上昇しました。

試しに2019年の8月9日 お盆シーズンの東京発でフランクフルトまでのエコノミークラス往復で必要マイル数を検索すると往路が79,500マイル、復路が43,000マイルの122,500マイル必要になります。

基本マイル数で往復すると46,000マイルなので実に3倍近いのマイルが必要という計算になります。

このように繁忙期に搭乗しようと思うと基本マイルの何倍ものマイルがいることになります。

JALの国際線特典航空券を使うときには必要マイル数と自分の保有マイル数を比べながら使わないと損になってしまいます。

JAL提携社特典航空券を利用する場合

無限の行先に

JALマイルを利用した旅行の行先を無限大に広げてくれるのが「JAL提携社特典航空券」です。

JALは世界的なネットワークを持っている航空連合「ワンワールド」に所属しています。

ワンワールドには、アメリカのアメリカン航空やイギリスのブリティッシュエアウェイズなど世界的なネットワークを持っている航空会社が多く、マイルを使っていくことができる目的地は世界中の都市にまで広がります。

そして、これらの都市を回って日本まで戻ってくる世界一周旅行をすることもできます。

JALが提携をしている航空会社は以下の表のような航空会社です。

JMB提携航空会社特典航空券に必要なマイル数は

JMB提携航空会社特典航空券を手に入れるのに必要なマイル数は、総飛行距離と座席クラスで決まります。

必要マイル数は以下の表のとおりです。

総飛行距離(マイル) エコノミークラス プレミアムエコノミークラス ビジネスクラス ファーストクラス
1-1,000 12,000 17,000 24,000 36,000
1,001-2,000 15,000 21,000 30,000 45,000
2,001-4,000 23,000 30,000 42,000 65,000
4,001-6,000 37,000 46,000 60,000 90,000
6,001-8,000 45,000 59,000 80,000 120,000
8,001-10,000 47,000 62,000 85,000 135,000
10,001-12,000 50,000 70,000 100,000 145,000
12,001-14,000 55,000 77,000 110,000 165,000
14,001-20,000 70,000 94,000 130,000 190,000
20,001-25,000 90,000 112,000 145,000 220,000
25,001-29,000 110,000 135,000 160,000 250,000
29,001-34,000 130,000 160,000 190,000 290,000
34,001-50,000 150,000 180,000 210,000 330,000

一部利用することができない航空会社やクラスがありますが、2地点の三角移動なども可能です。

子供のマイル数はなく、大人と同じになります。

世界一周を考えている場合には、最低でも区間マイルが13,000マイル以上になります。

まとめ

  • ANAマイルもJALマイルも微妙にマイレージプログラムに違いがあり、必要マイル数は行先によって異なります。
  • マイル数の違いは「行先」と「時期」によって変動することが多く、国際線の場合には、これに座席クラスの違いも関わります。
  • ANAマイレージバンクでは、国際線特典航空券の行先が非常に細かく分けられているので注意が必要です。
  • JALマイレージバンクは、国際線特典航空券のルールが変わり、空席待ちがなくなった代わりに、必要マイル数が変わるルールが採用されています。
  • どちらのマイレージバンクでも、世界的なネットワークを利用して世界のほとんどの国に行くことができ、世界一周旅行も可能です。

 

 

 

 

 

 

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