マイル・ポイントの貯め方

ENEOSカードでどんなポイントが貯まる?ポイントの貯め方・使い方を徹底解説

大手ガソリン販売店ENEOSグループの運営しているENEOSポイント
このポイントはどのようにしたら貯めることができるのでしょうか。ENEOSポイントを貯めるときの重要な役割を果たしてくれるENEOSカードの使い方も含めて徹底解説します。

ENEOSカードってどんなカード

4種類のENEOSカード

ENEOSカードでポイントを貯めるという話をする前にENEOSカードについて理解することが大切です。
実はENEOSカードは、全部で4種類あり、それぞれのカードに特徴があります。その中でもENEOSポイントを貯めることができるカードは2種類しかありません。したがってカードを発行する段階で間違えないようにしましょう。
ENEOSカードには「ENEOSカードS」「ENEOSカードP」「ENEOSカードC」「ENEOSカード ニコス」があります。
この中で、ENEOSポイントの制度があるのは「ENEOSカードS」と「ENEOSカードP」のみです。それ以外の2種類のカードは、ポイントではなく割引やキャッシュバックがメインになっているのでカード発行時に注意しましょう。

貯まったポイントはマイルに交換可能

ENEOSポイントの良いところは、貯まったポイントの使い道です。

ENEOSポイントは、ANAとJALのマイルに交換することができます。

交換レートは、両航空会社ともに1000ポイントで400マイルとなります。ENEOSポイントは1000ポイントを1000円分としてキャッシュバックすることができるので、マイルに交換した時のマイル単価は2.5円となり、そこまで単価の良いものとは言えません。

ポイントには有効期限が設定

ENEOSポイントには有効期限が設定されており、期限が切れたポイントから随時失効していくようになっています。有効期限は加算された日から2年間であり、最高でも2年以内にポイントを使わなければいけません。
ポイントは使うたびに減っていきますが、期限の古いものから減産されていく仕組みになっています。

 

ENEOSカードでポイントを貯める

ポイントの貯まり方は

ENEOSカードの中でもポイントが貯まるカードである「ENEOSカードS」と「ENEOSカードP」ですが、微妙にポイントの貯まり方が違うので注意しましょう。

シーンENEOSカードPENEOSカードS
日常生活での買い物1,000円ごとに6ポイント1,000円ごとに6ポイント
ENEOSでガソリン・軽油・灯油1,000円ごとに30ポイントなし
ENEOSでガソリン以外を購入1,000円ごとに30ポイント1,000円ごとに20ポイント
特典なしガソリンがいつでも2円引き
年会費初年度無料

2年目以降は1,250円

1年に1回利用で無料

表から分かることは「ENEOSカードP」の方が「ENEOSカードS」に比べてポイントが貯まりやすくなっているということです。では、ENEOSカードSにメリットがないというとガソリンがいつでも2円引きになります。
つまりPの方はポイントを貯めるのに特化されているに対して、Sはポイントとキャッシュバックの両方が付いていると考えればよいです。
したがって、ENEOSポイントをメインに貯めていきたいのであれば「ENEOSカードP」がおすすめです。

ENEOSポイントを効率よく貯める

ENEOSポイントは、ENEOSカード自体がENEOSでの利用時に3%、他のお店を利用したときには0.6%と付与率に5倍もの差がついています。


このことからENEOSポイントを貯めたいのであれば、積極的にENEOSを利用することが重要です。
また、ENEOSカードPは、ENEOSでガソリン以外のものを購入したときにも3%のポイントが付くようになっています。ワイパーやオイル交換、車検の整備費用など、カーメンテナンスには高額な費用が掛かるものが多いです。カーメンテナンスをする時にENEOSで行い、ENEOSカードで支払うようにすればENEOSポイントを効率よく貯めることができます。

TS CUBICポイントアップマーケットを使う

ENEOSポイントをショッピング利用で効率よく貯めたいのであれば「TS CUBIC ポイントアップマーケット」を利用しましょう。

TS CUBIC ポイントアップマーケットは、インターネット上のポイントサイトで、このサイトを利用して買い物をするとポイントがアップするようになっています。
数多くの通販サイトが登録されており、Yahooショッピングや楽天など総合通販ストアも含まれています。Yahooショッピングや楽天で購入すれば、獲得ポイントが2倍に、他のショップだと2倍から5倍程度までポイントアップするところが多く、これで還元率を大幅に高めることができます。また、ANAマイラーにとっては、楽天を利用することによってポイントを二重取りすることができるので、さらにマイル還元率が高まります。

【例1】TS CUBICポイントアップ経由で楽天の10,000円分の商品を購入したとき
1.ENEOSカードでの支払いで120ポイントを獲得(通常時の2倍のポイント)
ANAマイルに交換すると48マイル
2.楽天購入からポイント付与(基本の1%)で100ポイント、ANAマイルにすると50マイル。
.1と2を合算して、98マイル マイル還元率は0.98%となり、ANAカードの1%には及ばないものの無料でANAマイルを貯めることができるカードの中では優秀な部類に入ってきます。

最も効率が良いポイントの獲得方法

最後にENEOSを利用して最も効率の良いポイントの獲得方法を紹介します。
この方法にはENEOSカードは利用しません。
その代わりに利用するのが「ANA JCBまたはVISA」「Tポイントカード」「QUIC PayまたはiD」を用意します。
ポイントの貯め方は次の手順になります。

まず、ANA JCBカードであればQUIC Pay、ANA VISAカードであればiDと紐づけします。
そしてENEOSで給油をします。給油後の支払いにQUIC PayまたはiDで支払いをします。するとTポイントを貯めることができます。(ANAカードで直接支払った場合にはTポイントが対象外となる)
これだけの手順で、ポイントの三重取りができます。
実際にどれだけ貯まるのかというと5,000円分の給油をした場合
ANAカードからQUIC PayまたはiDへのチャージで50マイル
さらにTポイントが25ポイントで12マイル
ANAカードマイルプラス提携店舗の利用で50マイル
併せて112マイルの獲得になります。
ANAカードを利用して支払った場合には100マイルの獲得となるので12.5%が上乗せされる計算になります。
ENEOSで給油をするのであれば、ANAカードとTポイントカードを利用して支払うのもマイルを獲得するにはお得な方法です。

ENEOSポイントの使い方は

ANAマイル・JALマイルに交換する

ENEOSポイントを貯めるにあたり気になるのが使い方です。
ENEOSポイントは、さまざまな特典に交換することができ、1つ目が航空会社のマイルにすることができます。
ポイント移行の対象になるのは、ANAマイレージクラブとJALマイレージバンクの2種類で、ENEOSポイントの口座とそれぞれのマイレージバンクの口座を持っていることが必要です。


マイルの移行率はどちらの航空会社も同じで
1,000 ENEOSポイント → 400 ANAマイル
1,000 ENEOSポイント → 400 JALマイル
となります。

では、どのぐらいの還元率になるのでしょうか。
まず、ENEOSカードPを保有して、ANAマイルを貯めた場合は

ENEOSでの利用だと1,000円の利用金額に対して30ポイント付与
このポイントが1,000ポイントあたり、400マイルになるので1,000円利用時の実質ANAマイル獲得は12マイル(還元率は1.2円/マイル)となります。

通常のショッピングでENEOSポイントを貯めようと思うと、1,000円で6ポイント獲得
このポイントをANAマイルに交換すると2.4マイル(還元率は0.24円/マイル)になります。

例の計算は、ANAマイルに交換したときの数値ですが、交換率はJALマイルに移行しても同じになります。
この数字だけ見ているとENEOSポイントからANAマイルやJALマイルに交換するのは、いくら年会費が無料であると言っても得策ではありません。
ANAカードならばENEOSは特約店扱いになるので通常の倍の1,000円あたり20マイル(還元率は2円/マイル)となりますし、一般のお店で商品を購入したとしても最低1%の還元率があります。
年会費無料で持つことができるカードで見ても楽天カードなどで最低でも0.5%の還元率があります。
よほどENEOSしか利用しないという人であればメリットが出てきます。

Tポイントに交換する

ENEOSポイントは、航空マイル以外にもTポイントに交換することができます。
Tポイントに交換するためにはTポイントの口座を開設しておく必要があります。
交換は、インターネット限定で1,000 ENEOSポイントを700 Tポイントに交換することができます。

ただし、このポイントはTポイントから他のマイルやポイントに移行することができないものとして付与されます。

キャッシュバックする

ENEOSポイントのメリットは、キャッシュバックの方が大きいです。
特にENEOSで利用をしたときに1,000円あたり30ポイント、金額にして30円分もらうことができるので、実質3%の割引を受けることができます。
他の買い物の場合には、1,000円あたりで0.6%(実質割引は0.6%)となってしまい、一般的な還元率の1%を下回ります。
ただし、キャッシュバックと言っても注意しておきたいのが現金として戻してもらうことはできません。あくまで、使った利用金額からポイント分を差し引くという考え方です。
また、交換するにあたっても最低の交換数が1,000ポイントからと定められています。

商品と交換

3つ目のポイントの使い方が商品と交換する方法です。
タオルや食料品などが含まれている「バラエティコース」、様々なものを自分で選択できる「カタログギフトコース」、JCBギフトカードなどの「ギフトカードコース」です。
商品交換は1,000ポイントから行うことができ、基本的にはそのポイントと同等の価値のあるものが揃えられています。
好みのものを選択することができますし、誰かにギフトとしても贈ることができる便利な交換商品です。

ANAマイラーの観点から見た使い方

いろいろな交換商品から考えた時に、還元率という観点から見るとキャッシュバックを選択するのが最もよくなります。
しかし、ANAマイラーの観点からみるといかがでしょうか。
結論から言うと、ANAマイルを貯めている人がENEOSカードを持つメリットは極めて小さいということです。
ENEOSそのものがANAカードの特約店になっているということが大きく、常時2%の還元率になってしまいます。
さらにANAカードとQUIC PayまたはiDとの併用技を利用すると2%を超えるマイル還元率をたたき出すことができます。
この数字を見ているとENEOSで利用しても1.2%の還元率にしかならないENEOSカードにはあまりメリットがないことになります。
ANAマイルを貯めるのであれば、ANAカードと電子マネーの併用技をおすすめします。

まとめ

  • ガソリンスタンドのENEOSでは、独自のENEOSポイントを展開しており、提携クレジットカードを利用することでENEOSポイントを貯めることができるが、カードが4種類あるので、ポイント重視したい人はENEOSカードPを選択しましょう。
  • ENEOSカードは、ENEOSでのガソリン給油時にポイント優遇され、還元率は3%になるが、通常の買い物などでは0.6%しかないため、他のカードよりも還元率が少なくなってしまう。
  • ENEOSポイントの使い方は大きく3つの種類があるが、元々の貯まりにくさがあるので、他のカードに比べて飛躍的に良いメリットがない。
  • ENEOSでポイントを貯めるのであれば、ANAカードと電子マネー、Tカードを併用した方がマイル還元率が2.12%となり、たくさんのマイルを貯めることができる。

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