マイルの貯め方には、いろいろな方法があります。
飛行機に乗ってフライトマイルを貯める、クレジットカードを利用する、ポイントサイトでポイントを貯めて交換するなどなど、それぞれが使いやすい方法でマイルを貯めているはずです。
そんな方法の1つに、資産運用でマイルを貯める方法があります。
資産運用といっても株取引のようにリスクを伴うものではなく、ただ資産を預けておけばよいだけ。
そんな手軽にマイルを貯めることができる方法を紹介します。
THEO+(テオプラス)JALでJALマイル
THEO+JALとは
お金を運用してマイルを貯めることができるものの1つに「THEO+JAL」があります。
THEO+JALは、株式会社お金のデザインが提供している商品で、ロボアドバイザーによる資産運用です。
お金を預けておくと自動的に運用をしてくれる会社で、利用者はただ資産を預けておくだけで特にすることはありません。
若年層の利用者が多い会社で、投資未経験者が80%近く、初めて投資をしてみたいという人におすすめです。
1万円から手軽にでき、利回りも定期預金として銀行に預けておくよりはよいので、資産運用だけでも十分に使うことができます。
運用している間はマイルが貯まる
THEO+JALを利用する一番のメリットは、運用をしている期間中は何もしていなくてもマイルが貯まっていくという制度だからです。
まず、JALマイルが貯まる構造としては、THEO+JALの口座を開設して、50万円の資産を入金すると初回に50マイルが付与されます。
そして、その後は、運用している金額1万円の0.5倍がマイルとして付与されるようになります。
つまり50万を運用すると毎月25マイルずつ、300万円の運用であれば毎月150万円のマイルがJALマイル口座に貯まることになります。
これを1年間に計算し直すと
300万円の運用 | 年間1,850マイル |
500万円の運用 | 年間3,050マイル |
1000万円の運用 | 年間6,050マイル |
というようにマイルが貯まっていく計算になります。
運用なので必ず利益が出るとは言いにくいのですが、仮に年間1,850マイル貯めようと思うとクレジットカード払いの場合、年間18万円以上使わないと貯めることができません。
このように資産を預けておくだけで、利息のようにマイルをためることができるのはとてもお得です。
逆に言えば、数千円の損が出たとしても、もらうことができるマイルから考えればお得になってしまうことになります。
申し込みは簡単でインターネットから
THEO+JALは、申し込みの手続きも非常に簡単です。
インターネットの専用サイトから申し込みをすることができ、無料で資産運用の口座を開設することができます。
JALマイルをためるためには、申し込みの段階でJALのお客様番号を入力しなければいけないので、事前にJALマイレージバンクの会員になっておくことを忘れないようにしましょう。
あとは、専用フォームに入力していくだけで手続きが完了します。
リスク分散型なので大きな収益は見込めないが安定
資産運用となると大きなリスクを背負うのではないか、と感じるかもしれませんが、THEO+JALでは、リスク分散型を取っており、平均的な1年間の利回りは8%程度です。
もちろん月によっては元本割れをするケースもありますが、長期的に見ていくと定期預金に預けるのと同じか、やや上に行く水準となります。
JALマイラーにとっては、投資によって資産を増やすことができれば言うことありませんが、現実はなかなかそういきません。
しかし、仮に資産が増えなかったとしても1年間を通して変わらなければ、預けていた分でマイルをもらうことができるので、かなりお得ということができます。
ANAマイルを増やすための資産運用
ANAマイルを貯めるならばフィンテック
資産の運用で、ANAマイルを貯めることができるのがフィンテックです。
フィンテックもTHEO+JALと同じように、口座の開設や資産運用でマイルを貯めることができます。
フィンテックは、ANAが提携する最新の投資サービス「ロボアドバイザー」または「おつり投資」をすることによって、口座開設や毎月の残高に応じてマイルをためることができます。
積極的な運用ならWealthNavi for ANA
フィンテックでは、2つの運用方法から選ぶことができます。
1つ目が、WealthNavi for ANAで、ロボアドバイザーを用いた本格的な投資です。
さまざまな投資形態を選択することができ、多少のリスクを背負ってでも資産を増やすことができる可能性のあるプログラムから分散投資によってリスクを軽減できるプログラムまで用意されています。
注目すべきポイントは、マイルの貯まる基準が「運用開始」と「平均資産評価額」で決まるということです。
口座開設をして30万円以上の運用開始をすることで、300マイルが積算されます。
さらに特定の期間(1年間に4回)における平均資産評価額が100万円以上あれば、期間ごとに50マイルが積算(年間200マイルが上限)されます。
資産の運用とマイルをためるという2つを同時に行うことができる魅力があります。
おつりを利用して投資
毎日の買い物で発生するおつりを自動的に投資に回せる「おつりで投資」アプリで、5円から1円刻みで投資をすることができます。
使い方も簡単で、よく使っているクレジットカードやECアカウントを登録するだけで、買い物をするとお釣りの分が投資になります。
こちらもリスクに応じた3つの投資形態があり、自分の希望に合わせて選択できます。
こちらは、口座を開設すると700ANAマイル、そして投資額に関わらず毎月5マイルずつ貯めていくことができます。
ANAマイルで投資が可能
トラノコの面白いところは、ANAマイルを投資に回すことができるということです。
使い方は簡単で、トラノコのアプリにANAマイレージバンクの番号を登録するだけです。
するとワンクリックするだけで、ANAマイルの50%(上限1,000マイル)までトラノコポイントに交換することができます。
交換したポイントはそのまま、投資として利用されます。
このサービス自体が2019年2月から始まったものであり、一旦交換するとマイルに戻すことができなかったり、月に交換できるマイルが1,000マイルまでと上限があったりします。
ただ、マイルを投資に回して、資産を増やすことができる新しい方法です。
銀行口座開設でANAマイルが貯まる
投資に近いものでもう1つマイルを貯めることができるのが、スルガ銀行ANA支店の利用です。
スルガ銀行のインターネット支店であるANA支店で口座を開設すると、預けた資産に応じてマイルを貯めることができます。
運用というほど積極的に資産を増やすことはできませんが、一定の条件を満たすとANAマイルが付与されます。
- 「マイル付き定期預金」= お預け入れ10万円ごと60マイル
- 「スペシャルギフト付き定期預金」= 毎月1回の抽選で3名様に10万円相当のANA旅行券や30名様に1,000マイル
- 「マイル付き住宅ローン」= お借り入れ残高に応じて年間最高25,000マイル
- 「マイル付き給与振り込み」= 10万円以上の給与振込で毎月50マイル、年間600マイル
- 「マイル付き口座振替」= 各種口座振替で毎月5マイル、年間60マイル
- 「マイル付きダイレクト投資信託」= 10万円ご購入ごとに20マイル
- 「マイル付き外貨定期預金」= 前月末残高に応じて1,000通貨単位毎に毎月マイルが貯まる(為替相場により変動)
- 「SMART BANKサービス(カードローン)」= 毎月の返済金額に応じてマイルが貯まる
- 「Visaデビット決済」= 一定金額以上のショッピングで、年1回ボーナスマイルが貯まる
(ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカードご利用の場合のみ)
投資ではないので資産が大きく増えることはありませんが、安定的に資産を管理しながらマイルをためることができるのがスルガ銀行ANA支店です。
まとめ
- THEO+JALを利用すると口座開設や資産の運用でJALマイルをためることができる。
- フィンテックの口座開設や資産の運用でANAマイルをためることができる。
- フィンテックの「おつり投資サービス」を利用すると現在保有しているANAマイルを運用に回すこともできる。
- 積極的な運用ではなく、資産の管理をするのであればスルガ銀行ANA支店の口座を開設すると、給与振り込みや定期預金でマイルを貯めることができる。
この記事へのコメントはありません。